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相談詳細

指名:高橋怜奈/産婦人科医YouTuber 先生

子宮頚がん検査

30代女性

高橋先生 
早々のご回答ありがとうございます。

現段階で子宮頸がんの高度なのでしょうか?
また、異形成というのはどの段階から言うものなのでしょうか?

回答済み

産婦人科

ご質問ありがとうございます。

先程の追加のご質問ですね。

細胞診はLSIL、mild dysplasiaと考えられるとの結果です。

mild dysplasia というのは軽度異形成という意味です。


細胞診では軽度異形成相当であるという事で、精密検査の組織診をしたときに軽度異形成である事が予測されるという事です。


実際に組織診をしないと、異形成のどの程度なのか、そもそも異形成ではないのかは分かりません。今の細胞診をみた感じでは高度異形成とは考えにくい状態なのだと思います。


組織診の結果を見て診断になりますので、今はご不安かと思いますが、検査を受けて結果を聞き、その結果を踏まえて、どのくらいの間隔での経過観察になるのか、またさらに検査や治療が必要になるのか方針が決まってくると思います。


子宮頸癌の検査で引っかかってしまうと、自分は癌なんだとかなり不安になられる方が多いのですが、細胞診の結果は最終診断ではありません。また、ご質問者様の細胞診の結果がLSIL、mild dysplasia相当という事であれば、少なくとも、進行した子宮頸癌とか高度異形成の診断になる事は想定しにくいです。


組織診の結果が出るまで不安だと思いますが、あまり深刻にならずに、結果をのんびり待つくらいの気持ちがいいと思います。


何かできる事はないですか、とよく聞かれますが、タバコは子宮頸癌のリスクになるので避けていただくこと、また今後の経過観察などの検診は定められたときに必ず受診する事の2点が大事です。


食事や性行為などを変える必要はありません。


ご参考になれば幸いです。

また何かご不安な事がありましたらいつでもご相談くださいね。

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2023年05月14日 21時42分


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YouTuber、産婦人科専門医、指導医、がん治療認定医、性教育認定講師です。生理、更年期、癌、セックス、婦人科形成手術、なんでもご相談ください。
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