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相談詳細

治療してもアトピー性皮膚炎が寛解しません

40代その他

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

もう5年くらい病院に通院していますが、飲み薬と外用薬を処方どおり使用しても、アトピーが良くなりません。
全身にたくさんできています。
痒くてとてもつらいです。
どうしても痒いので、掻いてしまいます。
マニキュアを塗ってみたり、衣服は綿100%にしたり、色々やってみましたが痒いのが強すぎて、どうしても引っ掻いてしまいます。
服が血だらけになるし、毎日薬を塗るので肌も服もベタベタになるのがもうしんどいです。

痒疹になってしまっていて、痒いのがすごくつらいしストレスです。

皮膚科で、痒疹にステロイド皮下注射や冷凍窒素の治療も受けましたが、全然治りません。

どうしたら、引っ掻かない程度に痒みを抑えて寛解状態になりますか?
今の治療に何かプラスするとしたら何かありますでしょうか?

回答済み

皮膚科

こんばんは。皮膚科医ではなく、小児科医ではありますが、専門がアレルギー疾患ですので、お答えさせていただきます。 ご相談いただき、ありがとうございます。 アトピー性皮膚炎がなかなか良くならず、本当に大変なようですね。多種類の外用薬と、3種類の抗ヒスタミン薬を使用されても、かゆみがおさまらないのは辛いですね。外用剤は長期的に塗るだけでも、かなり大変なことだと思います。 アトピー性皮膚炎自体はやはり慢性疾患で、コントロールに難渋することは珍しくありません。特に痒疹ができてしまうと、一般的なステロイド外用剤での治療は効果があっても、かなり根気もいることがあります。 アトピー性皮膚炎がなかなか良くならない場合は2つの可能性を考えて、それでも良くならない場合は全身療法などを検討します。 1つは、外用薬が適切な量・回数・期間で塗れていないことです。以前はステロイドなどはとにかく薄く、短期間塗るように指導されていたことが多かったですが、現在は十分な量を厚めに塗って、しっかりと炎症を抑えてからゆっくり減らしていくことが推奨されています(その期間などは患者様の状況によって医師が判断する必要があります)。 2つ目は環境因子です。頑張って塗っていても、生活環境でペットや極端な量のホコリ、喫煙、仕事などで汗をかいても流せない、過度なストレスがあるなどでは悪化因子の影響が大きく、なかなか改善しない場合もあります。ただ、実際にはこちらはどうしようもないことも多々あります。 ご相談者様は5年間治療されていてもなかなか改善されないとのことですので、上の2つに気になることがないようでしたら、全身療法といって免疫抑制剤の飲み薬や注射薬による治療を加えることで治療を強化することも相談していただいて良いかもしれません。 まずは今通院されておられる皮膚科さんで治療の強化について相談していただくことをお勧めしますが、そういった治療を行っていない病院の場合では、適応ではないと言われて勧められない可能性もあります。 もちろん外用薬の継続でも良くなってくる可能性はありますが、やはり治療の選択肢は相談していただいて良いことだと思います。 (ちなみに、私の父も痒疹を伴うアトピー性皮膚炎があり、全身療法を勧めていました。しかし通院先から適応がないと言われて外用薬を継続しておりましたが、結局他の施設で導入してもらい、良くなってきたというエピソードがあります。) もちろん飲み薬や注射薬にもメリット・デメリットがありますので、やはり実際に行っている施設でしっかり相談して、判断していただくことが大切だと思います。 長文で失礼いたしました。 なお細かい情報などは、日本アレルギー学会と厚生労働省が作成したアレルギーポータルなどをご参考いただくことをお勧めします。 なるべく早く、痒みがない状態で過ごせるようになると良いですね。お大事になさってください。

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2022年01月14日 23時07分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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