相談詳細

指名:おると🔨🐦整形外科医 先生

ギプスについて

30代男性

今週日曜日に転倒し左手をついた際に骨折したようで、現在左ヒジの亀裂骨折により左肘から手首までギプスをはめております。
転倒翌日の整形外科の診察ではレントゲンをとりましたが打ち身の診断、翌々日の別の整形外科にてレントゲンでおそらくヒビが入っているとのことで、ギプス固定となりました。
ギプス固定されましたが、痒さ対策やお風呂に入れることから他院にて網状ギプス包帯のオープンキャストに付け替えたいと考えております。
オープンキャストですが、JMCが販売していたようですが撤退しており、現在扱っている病院も6月で取り扱いを辞めるとのことで余り普及しなかったようですが、通常のギプスと比べてデメリットがあるのでしょうか。
特に治療面でのデメリットを気にしております。
↑ツイッターで使用経験のある方(医師?)から、収縮率などの記載がなく、適切に使用するには習熟が必要だが、使い慣れた医師が日本にはいないのではないかとのコメントをいただきました。

また、洗えるギプス(製品名がわかりませんでした)として検索して出てくるものはなにかデメリットがあるのでしょうか。
特殊なものではないように感じるのですが、あまり普及していないように感じます。
よろしくお願い致します。

回答済み

整形外科

整形外科医のおるとと申します。 今回はご指名いただきありがとうございます。 JMCのオープンキャストに関しては2019年の骨折治療学会で日本初披露となりました。 私も学会では実物を見ましたが、採用している医療機関が少ないこともあり、使用経験がありません。 デメリットとしては固定力の弱さなどが気になります。 洗えるギブスも使用経験がないのですが、ハサミで切れるとの記載があるため、ソフトギプスの類なのかもしれません。 やはりこちらも通常のプラスチックギプスと比較すると固定力の低下は否めません。 どちらも適切な使用をすれば、問題はないとは思いますが、何せ使用経験が豊富な医師が少ないというのは立派なデメリットではあると思います。 ヒビ(亀裂骨折)のように転位がない骨折に対しては良い適応かもしれませんね! 参考になれば幸いです。

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2022年03月26日 21時30分


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