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相談詳細

喉のひりつき、ねばつき、肺の痒さについて

40代女性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

ここ3年くらい、喉のひりつき、喉の奥に鼻水がついている感じ、肺からみぞおちにかけて痒みがあります。
月によって回数は違うのですが、7月は3分の2くらい感じる日があり、6月は2.3日ほど、5月は6.7日ほどでした。
特に春先と、夏のこの時期は頻繁に感じます。耳鼻科でアレルギー剤を処方されています。先日、鼻からカメラをいれていただき見ていただきましたが、特に所見はありませんでした。

今日だけでも、朝方から喉のひりつき、午前中は肺からみぞおちの痒み、また夕方から喉のひりつきがあります。

コロナだったらどうしようと心配になると、より感覚が鋭くなり不安になります。

添付は、ひりつきねばつき痒さ、どれかを察知した日付です。

何科でどういう調べ方をして、どういう方向性で治療していけばいいのか、ご教授ください。よろしくお願いいたします。

ご質問ありがとうございます。耳鼻咽喉科専門医、指導医の音良林太郎と申します。3年と長い間、断続的に続いている、鼻から喉の違和感に悩まされていて、今はコロナかどうか不安ということですね。お話だけで断定的に申し上げるのは難しいのですが、症状とその期間から考えますと、アレルギー性咽頭炎もしくは、不安からくる咽喉頭異常感症の可能性があるように思います。 まず、どのような病気が考えられるかお話しします。まずはコロナウイルス感染症を含む風邪や炎症です。この場合多くは一過性で、熱や咳などの症状を伴います。コロナウイルス感染症だとすると、喉の症状が10日以上続く事は極めて稀で、症状が出たり消えたりする事はありません。これらの理由から、質問者様の症状がコロナウイルス感染症を含む感染からきている可能性は低いでしょう。内視鏡で異常所見が無いと言うことですので、そのほかに喉の違和感を生じる疾患として代表的なものに逆流性食道炎、アレルギー性咽頭炎の可能性を考えます。逆流性食道炎では食後に症状が強くなったり、胃もたれを感じる事もあります。逆流性食道炎をしっかり診断つけたいと思う場合は、胃カメラが必要です。アレルギー性咽頭炎は花粉症などと同様、採血による診断を検討する事があります。 鼻、喉は特徴として、常に分泌液が産生されることと、外界と接する部位であるため知覚神経が発達し敏感であることが挙げられます。そのような理由から、特に病気と言えるような異常がなかったとしても違和感を感じることは珍しくありません。また、不安な気持ちやストレスから、自分で症状を作り出してしまうことも非常に多いです。このような状態のことを咽喉頭異常感症と呼びます。実際、耳鼻咽喉科を「のどの違和感」で受診される方の多くは病気ではなく、不安やストレスからくる咽喉頭異常感症と診断されます。 質問者様の「断続的に症状が出る、春先と夏に症状がでやすい」というお話から、アレルギー性咽頭炎の可能性と、コロナウイルス感染症にかかっているかもしれないという不安から生じた咽喉頭異常感症の可能性があるように思います。 受診の順番としては耳鼻咽喉科による診察・内視鏡検査および採血によるアレルギーの検査を受け、異常がなければ胃カメラをおこなう事のできる内科を受診するというのがおすすめになります。アレルギーは治療薬を内服されていると言うことですがこの内服薬を飲んでいる間は症状が出ない、ということであればアレルギー性咽頭炎の可能性が非常に高いと言えるでしょう。 以上回答させていただきます。この回答がお役に立てば光栄です。またわからない事があればいつでもご相談下さい。

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2022年08月06日 09時16分


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耳鼻咽喉科専門医•指導医の音良林太郎@耳鼻咽喉科です。みみ、はな、のどの病気や、首の腫瘍など、気になることはなんでもご相談下さい。専門は耳科、聴覚ですが、めまい、鼻、頭頸部腫瘍、甲状腺なども扱います。
なるべく丁寧に、かつ医学的な根拠とともに解説することをモットーとしています。どうぞお気軽にご相談ください!

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