顎関節症へのマウスピースの有効性と、歯並びの変化について

30代女性

3年半前に子どもを出産し、分娩時の力みによって口が指1本分しか開かなくなりました。
口が開かない状態は半年以上、痛みは1年半近く続きました。
上顎のみのマウスピースを作成し1年半ほどは就寝時に着用していましたが、症状がほとんどなくなったため、ここ2年ほどは使用していませんでした。
半年前に2人目を出産しその時は問題なく乗り切ったのですが、生後半年になる最近になってまた顎が痛み出しました。
以前のように顎が開かない訳ではないのですが、食事以外の顎を使っていない時でも顔の頬(顎関節のあたり)から首にかけて痛みや怠さがあります。
またマウスピースを使えば軽減するかもしれないと思い、以前のものを着用しようとしましたが、上手く嵌められなくなっていました。
正確に言うと、口を開けて歯に装着は少し違和感がありながらも出来るのですが、着用したまま口を閉じることができません。
奥歯のマウスピースが邪魔をしているような感じです。
思い返せばここ2年ほどで噛み合わせが変わったような感覚があり、以前は出来ていた前歯で何かを齧る・噛み切るということがしにくくなっています。
実際に鏡を見ながら前歯を合わせようとしても、上の歯と下の歯の間に隙間ができてしまいます。

そこで質問は以下の3点です。
痛みや怠さを軽減するために、また新たにマウスピースを作ることは有効でしょうか?
噛み合わせが変わったのは、顎関節症のせいですか?それとも年齢によって誰にでも起こりうるものですか?(30代半ばです)
また以前のように、前歯で何かを噛み切ることができるようになる方法はありますか?

説明が長くなりましたが、よろしくお願いします。

回答済み

歯科

ご相談ありがとうございます。 食事やしゃべる度に、痛みを感じるのはつらいですよね。 また歯が移動していると感じるのは不安がありますよね。 質問が3つありますが、 診断行為は出来ないため、お答えできるのは一般論ということを最初にご理解頂けると幸いです。 ですので、特に3つ目のご質問は「出来る場合もあれば、出来ない場合もある」という答えになってしまいますので、そこは歯科医院で診てもらう他ないと思います。 1つ目の質問と2つ目の質問にまとめて答える形になりますが、 まず、マウスピースを使ってない期間が一年でもあれば、マウスピースがしっかり入らないくらい歯が動くのは普通のことです。 装着は出来るけど、口が閉じれないのも、しっかりマウスピースが入っていない可能性もあれば、部分的に歯が移動したことによって”あたりどころ”が悪くなって閉じれなくなることもあります。 ですので、歯科医院で、今のマウスピースを調整してもらうか、新しくマウスピースを作り直す事がまず大事になります。 あわないマウスピースを使うことは、逆に体に害を及ぼす可能性もあります。 また、顎関節症の痛みや怠さに対して、マウスピース療法(アプライアンス療法)はガイドラインにも記載され、保険も認められるくらい有効性が認められるものになりますので、そこは安心して頂いていいと思います。もちろん個人個人に効果があるかは分からないので、歯科医師による診断が必要となります。(参考文献1) 診断が出来ないので、答えることが一般論になりましたが、少しでも参考になれば幸いです。 参考文献1:http://kokuhoken.net/jstmj/publication/file/guideline/guideline_treatment_tmj_2020.pdf

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2022年12月12日 17時32分


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はじめまして。
普段の診療は、むし歯治療、歯周病治療、審美修復、入れ歯、インプラント、矯正治療、ホワイトニングなどを扱っています。
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