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どっと小児科医の「新生児から思春期まで」何でも相談室

はじめまして。どっと小児科医です。 子育て中は日々いろいろな悩みが出てくるかと思います。 その中で小児科を受診するべきかどうか、受診されても疑問が残っている、実際にどうするべきかわからないなど、相談する場がないことに悩まれている方も少なくないのではないでしょうか? ツイキュアでの単発の質問ではどうしてもうまく聞きにくいご質問やオープンな場で質問することがはばかられる場合には、ぜひこちらのルームをご活用ください。 私は総合病院の小児科に勤務しており、幅広い疾患や健康指導について対応可能です。特に食物アレルギーなどアレルギー疾患や不登校・発達障害など心のケアについては、日々力をいれて診療しておりますので、得意な分野です。 なるべく素早く対応できるよう心がけておりますが、勤務の形式上対応が遅くなってしまうこともあります。遅くとも24時間以内には返信いたします。 お気軽にご相談ください。
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【専門の小児科医にお子さんの悩み, 相談してみませんか?】Dr. NK ~子どもの心の相談室~

お子さんのことで悩んでいませんか? 近くの小児科に相談したいけど診察時間が短くて相談できない. そんな時 【すぐに相談できる相手】がいたら安心ですよね? 子育ての悩み, 発達の相談, お子さんの心のサポートに関する悩みを抱えるお母さん, お父さんに安心感を提供します. 『 誰にも相談できなくて, どうしたらいいかわからない.』 『こんなこと恥ずかしくて相談できない. 』 そんな悩みこそ大歓迎です.  遠慮なく相談してください. 子どもの成長はとても早く,子育ての悩みも目まぐるしく変わります. 悩んでいるうちに問題が大きくなったり, 次の問題が出てきてしまうのです. 子育ての悩みを一緒に乗り越えましょう. 僕自身, 第2子の出産のタイミングで産休をとり,子育ての生々しさ, 理想じゃない現実をよく理解しているつもりです. 建前じゃない,上っ面じゃない回答を行います. ▼どんなサービスを提供する? お子さんの体の病気はもちろん,発達や 僕の専門とする【子どもの心•家族の問題の相談】を解決できればと思います. お子さんの成長と発達を一緒に応援できたら嬉しいです. お子さんの変化を知りたいので長く関われたら嬉しいです. ▼注意事項 誠意を持って回答させていただきます. ※ただ, 普段は大学病院に勤務していて, 当直や緊急対応などがあるためすぐに返信できないことがあります. 24時間以内には必ず返信いたしますのでご安心下さい. 【相談して良かった. きっとそう思っていただけると思います. 】 ※相談される方が増えた場合には •新規の方の受付の中止 •金額の設定の変更    を行います.
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小児科 救急受診のタイミング〜発熱編〜

こんにちは!こども病院に勤務する小児科医れいと申します。日々のママパパ業、ジジババ業、ご苦労さまです!本日は表題の件、小児科 救急受診のタイミング、特に発熱の際に、どのタイミングで救急受診すべきかをわかりやすくご説明できればと思っています。まずは何にせよ結論から!【受診すべきタイミングはこれだ!】 ①ぐったり、顔色が悪い ②普段の半分以下(水分摂取、尿量) ③いつもと違う(呼吸の仕方、異常行動) ④けいれん ⑤繰り返す嘔吐基本的にはこの5つを考えてもらえれば良いかと思います。それでは各項目について、もう少し詳しく書いてみましょう。①ぐったり、顔色が悪い言わずもがな、かもしれませんが、やはりぐったりしてきたり、顔色が悪くなってきたときはなにか治療をしてあげないと良くならないことも多いです。親御様のご心配も強いと思いますので救急受診をオススメします。②普段の半分以下(水分摂取、尿量)熱が出てくると、ご飯がなかなか食べられなくなってしまう子も多いです。ただし!ご飯が食べられずとも、糖入りの水分がしっかり取れていれば、緊急受診は不要です。ご飯が食べられず脱水で入院になる子も中にはいますが、我々医療者にも、ご飯を食べさせる方法は基本的にありません。「じゃあ入院中って何するの?」点滴で水分と糖分を補充します。つまり口からOS-1が飲めていれば、入院は不要です。OS-1に限らず、糖分が入っている水分なら何でもOK!薄めたりんごジュースや、薄めたスポーツ飲料、はたまたベビー用イオン水、みたいなものでも良いかもしれません。病気のときは、水や麦茶は禁止!せっかく水分を取るなら、糖分も一緒に補いましょう。ただし飲めていると思っても、実は大した量が飲めていなかった!なんてケースもちらほら。そんなとき、脱水の良い指標になるのが、おしっこの量。普段の半分くらいになっていたら、これは恐らく脱水状態です。点滴が必要な可能性が高いので、一応入院の準備もして、すぐに受診しましょう。③いつもと違う(呼吸の仕方、異常行動)ぜいぜい、ひゅーひゅー。オットセイの鳴き声みたいな咳。呼吸のたびに首の付根がペコペコ。肩で息をしてる。苦しそう。こんな所見があれば、治療が必要なことが多いです。救急受診するのが良いでしょう。病状が進むと、改善に時間がかかります。また呼吸状態は、夜が深まるにつれて悪くなることが多いです。悩んだら、早めに受診、が良さそうです。異常行動については、その後はっきりとした意識状態に戻れば、特に心配しなくて良いケースがほとんどですが意識状態の評価というのは難しいものです。一度受診して、医師に評価させるのが無難でしょう。一昔前に、抗インフルエンザ薬の副作用で異常行動!と話題になりましたが、この異常行動は、インフルエンザの症状であることがわかっていて、特定の薬の副作用ではありません。インフルエンザ以外でも、高熱があるときには時に、異常行動が起きることがあります。ですので高熱の子は、一人では寝かさないのが良いでしょう。家族の誰かが同じ部屋で寝てあげると安心です。④けいれん熱性けいれん、という言葉は、みなさん、1回くらいは耳にしたことがあるかもしれません。親戚や身近な人がなった、あるいはご自身がなったことがある、という方もまぁまぁいらっしゃると思います。熱性けいれんの有病率、すなわち熱性けいれんを起こしたことのある人の割合は、日本では約10%と言われています。10人にひとりがなるくらいの病気ですから、もし子どもが痙攣したとしても、あまり心配しすぎずに、冷静にさっさと救急車を呼びましょう。医師によっては、「すぐ止まれば救急車は呼ばなくても良いよ?」と言うかもしれませんが、どのくらいの時間、けいれんが続くかは、止まるまで誰にもわかりません。最新2023年の診療ガイドラインでは「5分以上持続する痙攣は治療対象」と明記されました。また、一見止まっているように見えても実はけいれんが続いていた、という症例もしばしばあります。痙攣は救急車!これで行きましょう。⑤繰り返す嘔吐嘔吐を繰り返すことで脱水を起こすから、というのも受診をした方が良い理由の一つですがそれ以外に、嘔吐が重篤な病気の症状である可能性もあります。数回の嘔吐で収まってくれば受診は要らないかもしれませんが10回以上嘔吐している、嘔吐の間隔がどんどん短くなる、ぐったりしてきた、などの症状を伴う場合は、さっさと点滴が良さそうです。早めに受診しておきましょう。ちなみに嘔吐中の水分摂取については別途記事を書く予定ですが糖分入り水分を、できるだけ飲ませるのが大事です。なんとか少しずつでも水分を取らせましょう。まとめということで、長々と書いてきましたが、上に挙げた5つのシチュエーションに加えて、あと2つ、大事な受診のタイミングをお伝えします。それは「親御さんが感じる "なんか変だ" があったとき」「親御さんの心配が大きいとき」親御さんが一番、我が子の状態をよく分かっています。その親御さんが上記のように思うならそれは受診すべきタイミングなのです。大人に比べて余力のない子どもたちにとって、早すぎる受診、というのはないと考えて良いと思います。躊躇せずに、早めの受診を心がけましょう。
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子供と食器を共有すると子供にむし歯がうつるってホント?

子供と食器を共有すると子供にむし歯がうつるってホント?

『子供と食器を共有したり、スキンシップでキスすると、むし歯菌が子供に移ってむし歯の原因になってしまう』こんなお話聞いたことあるのではないでしょうか?私も実際患者さんの保護者から『この子はむし歯にさせたくないから、むし歯菌がうつらないように食器の共有はもちろん、下の子がまだ小さくておもちゃを舐めてしまうのでおもちゃも毎回消毒しています』という声を耳にしたことがあります。ただでさえ忙しい育児に加えてこれらをすべて完璧にやろうとするとかなり神経を使いますし、毎回のおもちゃの消毒も相当な労力を使いますよね…子供の口の中に他人の唾液が入らないように食器の共有を避けるなどの行動は、はたしてその労力に見合ったむし歯予防の効果はあるのでしょうか?むし歯の菌がうつるとむし歯になってしまう、これはむし歯が感染症という概念からきているものと思われます。昔は『特異的プラーク仮説』といって、プラーク(歯垢)の中にいるミュータンス菌などの特定の『むし歯菌』が原因で起こると言われてきました。生まれたての赤ちゃんの口にはむし歯菌がいないので、家族などから唾液(つば)を介して感染し、定着してしまう。さらに『感染の窓』といって1歳7か月~2歳7か月は家族のむし歯菌がうつりやすく、この時期に感染するとむし歯になりやすくなってしまうといわれていました1)。ある報告では出産時に歯科検診を行った母親とその子供が2歳になった際の歯科検診結果及び母親へのアンケートを調査、分析した研究を行ったところ、未治療のむし歯がある母親の子供は未治療のむし歯がない母親の子供に比べてむし歯が多く、母親のむし歯の有無とその子供のむし歯の有無には関連性があり、母から子へのむし歯菌の感染があることがむし歯を誘発していることを示唆しています2)。これらのことから、むし歯菌の感染を防ぐために子供と食器の共有や他人の唾液が子供の口に入ってしまう行動は極力控えるべきであるという考えが歯科医療関係者を発端に情報発信されてきました。しかし最近では『生態学的プラーク仮説』という、プラークの中にいるむし歯に関わる菌やそれ以外の様々な菌が、環境変化に伴いパワーバランスが崩れることで生じるという説が有力になっています3)。その環境というのは食習慣や唾液(つば)の分泌などが関係しています。むし歯の成り立ちについてもう少し詳しくお話しします。食事などで糖分を摂取すると、それを養分として歯の表面についたプラーク中のある菌が酸を出すことで、歯の表面のミネラルが溶けていく『脱灰』という現象が起こります。しかし一時的に失われた歯の表面のミネラルを、唾液などに含まれるフッ素などのミネラルを使って補充してくれる『再石灰化』という現象も起こります。通常はこの脱灰と再石灰化のバランスが保たれているのです。しかし糖分を含む物をダラダラ飲んだり食べたりするなどの頻回摂取や、お口の中で長時間糖分が入っている状態が続くと、菌が糖を使って酸を出す量や時間が増えてきます。これが日常化するとプラーク中の環境が酸性に傾き、酸に強い菌や酸を作り出す菌が生活しやすい環境になります。するとプラーク中の菌のパワーバランスが崩れていき、さらにそれらの菌の栄養となる糖分がどんどん与えられるのも相まって、そのプラークが付着している歯の表面は脱灰がずっと続いてしまいます。歯磨きをしないことも加われば同じ場所にプラークは停滞し続けます。そして再石灰化が追いつかないくらい脱灰が進んでしまうと歯に穴が開き、むし歯という状態になってしまいます*(イラスト)twitter @usappa,うさコレ:Usappa Complete Collecction スタジオうさっぱ2022 よって単純にミュータンスなどの特定の菌が感染し起こる病気ではなく、①食習慣などでプラーク中の環境が変化する②プラーク中の菌の生態系が変化する③脱灰と再石灰化のバランスが脱灰に傾く、といったプロセスを経てむし歯が発生するとされています。WHOという世界的な健康情報を定義したり提供している機関もむし歯は非感染性の疾患であると定義づけています4)。つまり食器を一時的に共有したり、スキンシップでキスをしたりする行為によって、他人の唾液中の菌がお口の中に入ったとしても、それだけが原因となってむし歯になるとは必ずしも言えないのです。逆を言えば食器の共有をしないことなどを徹底していても、甘いものをダラダラ食べるといった食習慣や歯磨きを全然しないような習慣がある場合はむし歯になってしまいます。食器の共有といった他人のお口の菌が子供に感染する行為とむし歯の関連性を調べた研究を見ていきましょう。1歳3か月から3歳未満の子供を対象として2年調査した結果、食器を共有していた場合はしなかった場合と比較してむし歯が多くできてしまったと言う報告5)や、出生時から2歳まで追跡し調査した研究6)では、キスや他人と食器の共有をした子供たちはミュータンス菌の定着と関連性があった、という結果となりました。これらを見ると食器の共有などによって養育者との唾液を介した菌の感染は、子供のむし歯と関連があるといえそうです。一方、3歳児とその養育者を対象としたアンケート調査と3歳児の歯科検診の結果をもとに分析した研究では、食器の共有だけで分析するとむし歯との関連性は認めましたが、養育者の学歴や収入など社会的な背景を考慮して分析すると、食器の共有や口移しといった行為とむし歯に関連性は認めなかったといった結果となりました7)。これは一見すると食器の共有とむし歯予防は関係があるように見えるけれど、そもそも食器の共有など気を付けている養育者は他にもむし歯を予防するような行動をしている傾向にあるので、実際には食器の共有とむし歯の関係は認められなかった、ということです。むし歯の予防に対して食器の共有まで気を使っている人は、子供の食習慣や歯磨き習慣にも気を使って行動しているからむし歯になりにくいよね、一方で食器を共有していた人の中でむし歯があった人は、むし歯のリスクとなる他の行動もとっていたのかもしれないね、ということです。先程出てきた母親のむし歯とその子供のむし歯との関連も、むし歯菌の感染だけでなく、親子だと生活習慣も似てくるため、その辺りのリスク因子も考えられます。むし歯のプロセスの一つに菌の存在が条件となっているのは間違いありません。なので今までしてきた行為が無駄だったのかと思う必要はないです。しかしむし歯はたくさんの要因で成り立っている病気であるとされています。年齢が上がるにつれて行動をコントロールすることが難しい子供の食器の共有やキスなどのスキンシップを制限するよりも、食習慣に気をつけたり、おうちでのフッ化物(フッ素)を使用した歯磨きの習慣づけをすることにその労力を使う方が効率よくむし歯予防ができるのではないでしょうか。当たり前に言われている食習慣や歯磨き習慣も子供相手だとなかなか大変なことが多いですよね。なので正しい知識を使っていい意味で手を抜いてむし歯予防をして頂けたらと、遠くから応援しています。参考文献1) Caufield PW, Dasanayake AP, Li Y, Pan Y, Hsu J, Hardin JM. Natural history of Streptococcus sanguinis in the oral cavity of infants: evidence for a discrete window of infectivity. Infect Immun 2000;68(7):4018-23. 2)山本 誠二, 新谷 智佐子, 竹本 弘枝, 滝川 雅之, 中村 隆子, 仲井 雪絵, 壷内 智郎, 下野 勉. 産婦及び母親の口腔内状態が子供に及ぼす影響について. 小児歯誌 2001;39(1) :20-26. 3) Kidd E, Fejerskov O, Nyvad B. Infected Dentine Revisited. Dental Update 2015; 42: 802-809.4)Suger and dental caries. Fact sheets WHO 20175)Cogulu D, Ersin NK, Uzel A, Eronat N, Aksit S. A long-term effect of caries-related factors in initially caries-free children. Int J Paediatr Dent. 2008 ;18(5):361-367. 6) Wan AK, Seow WK, Purdie DM, Bird PS, Walsh LJ, Tudehope DI. A longitudinal study of Streptococcus mutans colonization in infants after tooth eruption. J Dent Res. 2003 ;82(7):504-8.7)Wakaguri S, Aida J, Osaka K, Morita M, Ando Y. Association between caregiver behaviours to prevent vertical transmission and dental caries in their 3-year-old children Caries Res. 2011;45(3):281-6. 8) 高柳篤史(監著), 相田潤,遠藤眞美,佐藤涼一,鈴木誠太郎,山岸敦.セルフケア指導 脱!誤解と思い込み 今はこうする!最新の解釈&臨床. 東京:クインテッセンス出版株式会社, 2021.
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