adsads

相談詳細

アトピーへのステロイドの影響

10歳未満女性

現在11ヶ月の娘です。
4ヶ月頃からアトピーでプロアクティブ療法行っております。
ステロイドはロコイドとヒルドイドの合剤を処方されており、最初は毎日、現在は6日に1回を1日2回全身塗布しています。
かかりつけ皮膚科では塗り方の指導などは特にありませんでした。
私も自分なりに調べて、とりあえずたっぷり塗ればいいと思い、たっぷり身体に擦り込むように塗っていました。
量としては、その時のステロイド塗布頻度にもよりますが、大体1ヶ月にロコイドは50gくらい消費していたと思います。
皮膚科の先生は「消費スピード早いですね。でもまあたっぷり塗る事は悪い事ではないので」という感じでした。
最近また色々調べているうちに、環境再生保全機構の塗り方の動画に行きつき、擦り込むのではなく皮膚に伸ばすように塗るのだと知りました。
今更ですが、そのようにしてみると、今までのが嘘のように少ない量で塗れました。
そこで心配になったのが、今まで間違った塗り方で、無駄に薬をたくさん塗ってしまい、何か悪影響はないのかと言う事です。
目に見えての皮膚の副作用はないのですが、経皮吸収される事による内科的な副作用や晩期的な有害事象に繋がらないか不安になってきました。

もう終わった事で、これからは塗り方を気をつけるしかないのでしょうが、何かしらアドバイス頂けたら、と思います。

回答済み

小児科,皮膚科

 こんばんは。ご相談いただき、ありがとうございます。  アトピー性皮膚炎としてプロアクティブ療法で順調に治療ができているということで、日々のケアお疲れ様です。順調に良くしていくには、塗り方や塗る量などはとても大切なことなので、大変しっかりケアできていらっしゃたのではないかという印象です。  今回のご質問ですが、最近環境再生保全機構の塗り方の動画を見て、今までの塗り方ではたくさん塗りすぎていたのではないかということですね。  基本的には、通院されている皮膚科の先生が明らかに使用量が過剰と感じた場合には量を減らすなどの対応をされることが多いです。今までに消費スピード早いですねという指摘を受けた程度であれば、担当の先生の想像の範囲内として少し早めな方ということだったという印象があります(もちろん、詳細は必要に応じて担当の先生と改めてご相談いただければとは思います)。  その上で一般論としてご説明させていただきます。  まず、もともとのイメージとしてたっぷり塗れば良いというのは間違いではなく、むしろたっぷり塗るように指導が入っても、塗る量は少なすぎることが多いくらいです。  実際のステロイド外用薬の使用量は、湿疹の重症度や範囲などでかなり幅があるため、ご提示いただいた1ヶ月で50gが多いかどうかという判断は正直難しいところです。  例えば、生後半年くらいの体格のお子さんが全身にスキンケアをするときに使用する保湿剤の目安は1回 4-6 g 程度、1日2回スキンケアをした場合、1ヶ月の使用量は 300 g 程度です。このバランスから考えると、ある程度の頻度・範囲で使用していれば、ステロイド外用薬を1ヶ月に 50 g 使用するということは極端に多いものではありません。  ご心配されている副作用ですが、ロコイドなどマイルドクラスのステロイド外用薬をプロアクティブ療法で減らしながら塗布していた場合、一般的に問題になることはほとんどありません。もう少し強いステロイド外用薬を多量に使用していた場合は、期間や頻度によっては全身性の副作用が出ることは否定できませんが、それでも適切に減量できていれば、実際に問題になることはほとんどありません。    また、環境再生保全機構の塗り方にしたら思ったより少ない量でよかったということですが、こちらについてはもちろん元が多めだったということもあるかもしれませんが、湿疹の管理がよくなったので、必要な塗る量が減ったという要素もあると思います。一般的にざらつきの強い湿疹には伸ばすように塗っても、なかなかうまく塗れず、ある程度の量を使う必要がでます。肌がきれいにいなるとツルツルしてくるので、少ない量でもよく伸びるようになります。この影響も少なからずあるのではないでしょうか?  私の回答としては上記となります。ご参考になりましたら幸いです。 なお、実際にはご担当の先生にも必要に応じて、今までの量は多すぎなかったかと伺っていただいても問題ないと思います。ご自身で環境再生保全機構の動画を見て勉強されたということに良い意味で驚かれるのではないかなと、個人的には思います。

4

2022年12月23日 23時44分


参考になりましたか?
ハートを贈りどっと@小児科医先生を
サポートしよう!

小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

相談一覧