相談回答詳細

指名:こどアレ@小児科&アレルギー 先生

黄砂、PM2.5等について

10歳未満男性

乳幼児の場合、黄砂とPM2.5などはどの程度気をつけてあげればいいのでしょうか?
マスクできない年齢の為、外遊びさせていいものか悩みます。

また、数年前まではPM2.5の大気濃度が高い時はニュースになってた記憶があるのですが、昨今は黄砂の時だけニュースになっている気がします。

PM2.5はそこまで気にしなくていいものなのでしょうか?

自分たちの子供時代に比べて、紫外線、大気汚染、感染対策と気にしなければならない事が多く、心配性なため神経質になりすぎなのかとも思いますが、やはり子供の人生の健康を考えると対策できる所はしてあげたい親心です。

お忙しい中お手数ですが回答よろしくお願いします。

回答済み

小児科

ご指名でのご相談ありがとうございます。黄砂やPM2.5などについて、「乳幼児の場合、黄砂やPM2.5などはどの程度気を付ければ良いか?マスクが出来ないが外遊びして良いか?」というご質問でした。

いわゆる「黄砂」の中に、一部2.5μm以下の微小な粒子=PM2.5も含まれているため、黄砂が多く飛んでくる際にはPM2.5も上昇することになります。加えて、大気汚染物質の発生が多い地域を通過する場合にはそれらも多く含まれることになります。

それも踏まえて、ご心配されているかと思いますが、どこまで気にすれば良いかについては、非常に難しいご質問です。黄砂やPM2.5を吸入すること自体にはデメリットしかありませんので、避けるに越したことはありません。ただ、では、日常生活を送る上で、果たしてどれくらい避けるべきなのかという説得力のあるお答えを僕は持ち合わせていません。

もちろん、喘息や鼻炎やスギ花粉症のお子さんは黄砂により悪化しがちと考えられておりますので、出来るだけ避けた方が良いかとは思います。

一般的な黄砂対策は、「マスクの着用」「黄砂飛散がひどい際にはなるべく外出しない」、室内においては「窓の開閉や換気を最小限にする」「PM2.5対応の空気清浄器を使用する」などになりますが、乳幼児では「マスク着用は困難」ですし、かといって外遊びを全くしないということも現実的ではありません。そうなると、落とし所は、「黄砂の飛散がかなりひどい日は可能なら外遊びを控える」ということが一つの選択肢になろうかと思います。

お子さんのアレルギー体質や地域、親御さんの心配具合や予定もありますので、どれくらいの黄砂なら外出を控えた方が良いかなどのお答えは難しいです。

黄砂の飛散の状況は、「黄砂情報提供ホームページ(環境省・気象庁)」「環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめくん」」などが参考になります。

抽象的ですいません、以上ご参考になれば幸いです。

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2023年05月22日 20時57分


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