子宮頸がん検診、何時まで受けるべき?

40代女性

はじめまして。
46歳、HPVワクチン未接種、生理周期は順調、今のところ婦人科系の不調の自覚はありません。またHPV検査もしたことはありません。
性交渉は20代前半の頃、トータルで2〜3人の男性と、数年間複数回経験はありますが、25歳過ぎたあたりから一切なく、今に至っております。
35歳のとき初めて受けた子宮頸がん集団検診で子宮頸管ポリープが見つかり、切除いたしました。それから2年に1回、手術した病院で子宮頸がん検診を受診しています。
しかしそこの病院の産婦人科が休診になり、これからの子宮がん検診をどうしたらよいか、悩んでいます。
性交渉経験「あり」にはなるのですが、ずっと前で回数も少ないので、検診時の苦痛や痛み、出血があります。
検診で(ポリープ以外)異常がなく、最後の性交渉から20年以上経ち、これからも性交渉するつもりがない場合でも、やはり2年に1回の子宮頸がん検診を受けるべきでしょうか?
「一度でも性交渉があればHPV感染している可能性があり、それは長い時間をかけてがん化する可能性があるので、子宮頸がん検診を受け続ける必要がある」とはいうものの、10年前のポリープ以外は毎回「異常なし」が続いているので、もうそろそろ自分はリスク低いのではないか…?と思っています。(次の検診で聞いてみようと思っていたところで休診になってしまいました)
それとも、一度ポリープが発見されたのだから、リスクはそれなりに有るものとして、遠方の病院でも受け続けるべきでしょうか?
受けるなら集団検診ではなく、病院で個別検診で受けたいとは思っております。

また、HPV検査を受けたことはありませんが、検査して陰性だったら、45歳過ぎてもHPVワクチンのメリットがあるとして接種できるものでしょうか?今のところは性交渉するつもりはないので優先度は低いと思いますが、先のことはわかりませんし、年齢を重ねるごとに抗体がつきにくくなるようなので…

以上です。よろしくお願いします。

回答済み

産婦人科

ご質問及び詳細な状況をお伝え頂き、ありがとうございます。


まず結論から言えば、ある程度ご自身でご理解されている通り、2年に1回の検診は必要です。

過去の性交渉によりハイリスクHPVに感染していれば、これからがん化してくる可能性も大いにあります。

子宮頸がん検診自体にも負担はあるので、ハイリスクHPVの結果などによって、検診期間を5年やそれ以上まで伸ばしていく試みは海外ではなされています。ただ、日本ではそういった検証はされていないので、性交渉の経験がある方はハイリスクHPV検査の結果に関わらず2年に1回の検診が必要です。

また、HPVワクチンは性交渉歴のある45歳以上の方では有効性が不明です。ただ、自費診療であり医師と相談して接種を希望されれば、接種自体は可能です。


上記の回答でお力になれれば幸いです。

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2023年08月16日 14時17分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。

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