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妊娠初期、糖負荷試験での高血糖による胎児への影響について

30代 女性

妊娠10週です。 妊娠前から高血糖の指摘があり、妊娠10週という初期で75gOGTTを行いました。 結果は、 1時間後血糖値233、 2時間後血糖値222、 となり、妊娠糖尿病あるいは妊娠中に発見された糖尿病となりました。 今後の投薬等についてはしっかりと主治医の相談し、行っていく予定です。 こちらで質問したいのは、 妊娠初期に233という高血糖が起こった場合、胎児の発達に問題があるかどうかです。 一般的に妊娠初期に母体の高血糖が持続すると、胎児に奇形が生じる可能性が高くなると聞いています。 今回の糖負荷試験は、 9時にトレーランを飲み、 10時に血糖値233、 11時に血糖値222、 13時ごろまで高血糖(血糖値180くらい)が続き、14時くらいにやっと90まで落ち着きました。 高血糖が約4時間続いていたことになります。 一般的な話で構いませんので、 妊娠初期に高血糖が4時間くらい持続した場合、胎児に奇形が起こる確率はあがりますか? ちなみに、HbA1cは5.1、空腹時血糖は85前後です。 よろしくお願いいたします。

産婦人科

ご質問ありがとうございます。 そしてご妊娠おめでとうございます。 妊娠初期で不安も大きい事と思います。 確かに妊娠初期の器官形成期(妊娠4週から妊娠10週くらいまで)の高血糖は児の先天奇形の原因となります。しかし、一般に妊娠に気づくのは妊娠4週以後であり、この時期にはすでに中枢神経系や心臓の形成が始まっています。すなわち、妊娠に気づいた時点で血糖コントロールを良くしても、児の先天奇形を防ぐには遅いことが多いのです。 HbA1cは過去1~2ヶ月間の血糖コントロールの指標として用いられていますが、妊娠初期のHbA1cと児の先天奇形との関連を検討した結果、HbA1C8%以上で児の先天奇形が20~30%と高率になることが明らかになっています。 米国糖尿病学会では、妊娠前から妊娠初期はHbA1cは6.5未満を推奨しています。 そしてお問い合わせ内容にあるような、短時間の一時的な高血糖と先天奇形に関する指標はなく、あくまでもHbA1cが基準になっている事から今回の検査によるものは心配しなくて大丈夫です。 特にご質問者様はHbA1cが5.1である事から、今後コントロールをしていけば問題ないと考えます。 以上ご参考になれば幸いです。 またご不安な事があれば遠慮なくご相談ください。

2022年06月22日 12時54分


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産婦人科医の高橋怜奈です。
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