相談回答詳細

指名:相川晴(HAL) 先生

風邪の時の処方薬について

10歳未満男性

いつもツイートを参考にさせていただいております。 抗ヒスタミン薬についてお伺いします。先生の見解をご教示いただけますと幸いです。 いままで約2年半、子供が風邪の症状が出たらかかりつけの小児科を受診し、アスベリン散、ペリアクチン散カルボシステイン等を処方され、飲ませておりました。 今回かかりつけ医に行けず別の病院に行ったところ、カルボシステイン、ポララミンに加え、抗生物質が処方されました。 ただの風邪なのに抗生物質はおかしいなと思い、色々調べたところ、 抗生物質もさることながら、 今回処方されたポララミンや、今まで飲んでいたペリアクチン散は、現在は推奨されていないという情報を見つけました。 幸い子供に副作用はないものの、約2年半、自分が無知であったために、推奨されていない薬を飲ませてしまっていたことにショックを受けております。 HAL先生におかれましても、やはり抗ヒスタミン薬は使用しない方が良いというご見解でしょうか? また、すでに飲んでしまっている場合、これからは飲まない、という対処方法しかないでしょうか? 何も副作用がなければそこまで心配しなくても良いのかもしれないのですが、どうしても心配になってしまい、お伺いした次第です。 まとまりのない文章で恐れ入りますが、おてすきの時にご回答いただけますと幸いです。

ご質問ありがとうございます。 風邪の時の抗ヒスタミン薬の使用についてのご質問ですね。 大変よくお調べになっていると思います! まず最初の抗生物質については、通常の風邪はウイルス感染ですので、細菌の感染によるものを疑っていなければ基本的に処方はしないほうがよい、というのが現在の主流です(ウイルスには効かないので)。 抗ヒスタミン薬については、質問者さんも使った時に眠くなって……という経験をされたことがあるかもしれません。古いタイプの抗ヒスタミン薬は頭のほうに作用しやすく、結果として眠気が出ます。また、頭の方へ届きやすいので、けいれんを起こしやすくする可能性が指摘されています。 それから、抗ヒスタミン薬は鼻水を確かに減らすのですが(ただ、アレルギー性の鼻炎と違って風邪の鼻水にはあまり効かないという指摘もあります)、べたっと粘性が高くなって鼻水や痰が出にくくなることがあります。そうすると咳がひどくなったり、中耳炎を起こしやすくする可能性もあるので、どちらかというと鼻水や痰を柔らかくするお薬を使って出しやすくする方が理にかなっているかな、と私は考えています。 ですので、私はメリットよりデメリットの方が大きいと考え、あまり風邪には古いタイプの抗ヒスタミン薬(第一世代)、ポララミンやペリアクチンはこちらです)は使わないです。でも鼻水が辛くて……という場合には、あまり頭への影響が少ない新しいタイプの抗ヒスタミン薬(第二世代)を使うようにしています。 ただ、長く使われてきた薬で、実際にはよく処方されているのも見ますし、市販薬にも使われています。あれを飲むと子どもがよく眠ってくれるから風邪の時は助かる、という声もあるのかもしれません。 飲んだ時に副作用で困らなかったのであれば、その時のことはその時として、そこまで心配なさらなくて大丈夫です。後々悪影響が、ということもおそらくありません(もう長く使われてきた薬ですし、それこそみなさん小さい頃に飲んでると思います) かかりつけの先生方にはその先生方の考え方があっての処方と思いますので、そちらについては特にコメントはいたしません。 ただ、鼻水が出ているお子さんには無意識に処方されているのかもしれませんので、もし処方を希望されないようであれば次に風邪になった時には、「鼻水の薬は子どもが眠くなるみたいなので、必要なかったらいらないです」とお話しされてもいいかもしれません(必要ある場合は説明の上、処方されると思います)。 という回答でよろしかったでしょうか。 あまりご心配なさらず、大丈夫ですよ。 なにかの参考になりましたら幸いです。

HAL先生、ご回答ありがとうございました。
大変勉強になり、また後々へ影響は大丈夫そうで心配が和らぎました。
次回以降かかりつけ医に相談し、仮に処方されたとしてもよく検討してから薬を使いたいと思います。
いつも医療的なことに限らず有益な情報を発信してくださりありがとうございます。

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2022年12月11日 11時14分


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