相談回答詳細
指名:相川晴(HAL) 先生
2歳の吃音について
10歳未満女性
回答済み
ご質問ありがとうございます。 2歳4ヶ月の娘さんが、今まですんなり喋れていた言葉の最初の文字を繰り返すような感じにつっかえるようになってきた、ということですね。 ブログの方も見てくださってありがとうございます。ブログ内で「吃音」で検索してもらえたら当時の記録が書かれていると思います。 幼児期の吃音は2歳代に多く、数年のうちに自然に消えていく子が7〜8割と考えられています。一方で、残りの数割は小学校就学してからも続くことがあります。 ブログに書いてある感じでピークは1月くらいで過ぎ、それからも出たり出なかったりで数年の間にほぼ消えました。波があるタイミングで言葉が爆発的に増えていたのを覚えています。 長女のプライバシーに関わるので詳細は話せませんが(ごめんなさい)、今も吃音があります。長期の休みの後や、喋りたいことがたくさんある時、あとはよくわからないタイミングで出ますし、出始めるとしばらく続くのですが、幸い学校生活に支障が出る程度ではない(傍目には、そんな焦らなくてもーくらいの通常範囲のつっかえに見える様子)です。 接する時に気をつけていたことは、こちらの「幼児吃音臨床ガイドライン」の資料がわかりやすいのでぜひご覧ください。 http://kitsuon-kenkyu.umin.jp/guideline/index.html こちらの添付資料4、添付資料5がご家族向けです。 そちらにも書いていますが、家でやっていたのは ・「ゆっくりしゃべって」等の喋り方の指摘はしない。その代わり、こちらがゆっくりゆったり喋るようにする(ゆっくり喋ってと言って喋れるなら苦労はしないので、こちらが態度で示すイメージ) ・言葉の先取りはせず、つっかえても本人が喋るのを待つ ・話をゆっくり聞く時間を作る ・難しい単語は控える、複雑な質問は控える あとは、本人が吃音と気づくまでは、吃音については指摘することは一切しませんでした。 多くのお子さんは自然に消えますが、もしも残ったとしても、つっかえても大丈夫だよ、つっかえてもつっかえなくてもそのままのあなたが大好きだよ、という気持ちでいましたし、今もその気持ちでいます。 質問文からはわかりませんが、おそらく随分悩まれているのではないかと思います。 吃音は育て方の問題ではありません。ご自分を責めるようなことはなさらないでくださいね。 自然に消えることも多いですが、辛く感じることもあると思います。辛かったり、また、お子さんが喋るのが苦しそうな時は一度専門家にご相談ください。特になにもしなくとも、家庭での付き合い方や、その後の対応(就学前1年半くらいまでに治らない時はまた受診してね、など)等参考になることがあると思いますので。 すみません、当事者としての回答になり、参考にならなかったかもしれませんが、少しでも手助けになったなら幸いです。 HAL
2023年02月20日 19時27分
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