相談回答詳細

指名:たぬきち 先生

HPVワクチンの必要性について

40代女性

現在43歳です。
子宮頸がんの好発年齢なので、HPVワクチン接種について調べていました。一般的に45歳までは推奨とのことですが、夫とも夫以外とも性交渉の可能性がない場合はワクチンを接種しても意味はないのでしょうか?

今後誰とも性交渉しないとしても、過去に感染したもウイルスによってがん化する可能性はあるのだと思いますが、今からワクチンを接種しても過去の感染によるがんの発症は防げないのでしょうか?

この年齢、この状況において少しでも効果があるのでしたら接種を検討したいと思っています。よろしくお願いいたします。

回答済み

産婦人科

ご質問及び詳細な状況をお伝え頂き、ありがとうございます。 夫とも夫以外とも今後の性交渉がない場合には、強姦被害などの限られた状況を除けばHPVワクチンの効果はありません。 今からワクチンを接種しても過去のHPV感染への効果はありませんので、発がんの予防効果もありません。 ご質問者さまの状況だと、定期的な子宮頸がん検診を受け続ける事をお勧めします。 この回答で少しでもお力になれれば幸いです。 ご質問を頂きありがとうございました。

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2023年02月24日 17時40分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。

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