指名:バク@精神科医 先生

病院を変えるべきですか?

30代女性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

バク先生、はじめまして。
よろしくお願いします。

約2年前に現役看護師であるパートナーから性的DVを受け、3ヶ月間監禁されておりました。警察の方が助けてくださり、今は休職して精神科に通いながら自立に向けて療養をしている最中です。

先日、自宅で背骨を骨折をしてしまい、大学病院に入院をする事がありました。その際にバルーンを挿れる時にパニックを起こしてしまい、私は記憶にないのですが暴れてしまった様で拘束具を一時的につけられました。
病院側がお薬手帳を確認して精神科を受診している事を把握した上で平日に大学病院の精神科の先生とカウンセラーの方が毎日診察に来て下さいました。
初めて大学病院の精神科の先生とお会いした時に主治医から何と診断されているかと質問されたので
抑うつとしか言われてませんと答えたら、大変驚かれていました。
大学病院の精神科の先生は私がPTSDである事も考えられるので、退院する際の報告書にその旨を書いておきますと言われ、退院してから普段受診している主治医にその書類を渡した所、PTSDだと自覚する事で精神状態が悪化する可能性もあるから伝えなかったと言われました。

PTSDに関しては何となくでしか知識がありませんが、よく婦人科の診察の時や病院で身体を触られる時にフラッシュバックする事が多々ありました。私の個人的な考えですが、PTSDだと分かっていたら動悸が起きた時起きそうな時、フラッシュバックした時にどうしたらいいか対処法を考えていたと思います。
今までずっとどうしたらいいのか分からず一人で悩んでいたのが無駄にも思えました。

今回の件で主治医の先生に対する不信感も多少あります。こういう時はどうしたらいいですか?と聞いても具体的なアドバイスも貰えず、自分で考えて対処法を身に付けて生活して欲しいと言われ、答えがずっと分からないまま今日まで生きてきました。先生なりの診察スタイルなのかもしれませんが、このままでは良くなる気がしません…。
2年間お世話になって来ましたが、
この様な理由で病院を変えるという選択肢はしてもいいのでしょうか?

もしお答え出来ない内容でしたら
申し訳ありません。

回答済み

精神科

ご指名でのご相談、ありがとうございます。 そしてとても辛い体験をこうやって文字になさるのも相当な労力を割いて下さったことに感謝致します。 まず、拝読した内容からバルーン挿入時の記憶が飛んでいる(これを解離と言い、言わば人が自分の心を守るために記憶を消してしまう防御機構です。ブレーカーが落ちている状態に似ていると思ってください)ことや、その他の情報から、私もPTSDを疑います。 ここで問題なのが、大学病院の精神科医であれば主治医に問い合わせをしているはずなのに、病名を相談者に確認していることです。おくすり手帳から受診先が判明している場合、大学病院で無くてもまずは主治医に確認と入院の報告を入れるのがオーソドックスかと思います。 私が頂いた情報だけで判断する場合、主治医に問い合わせをした際に「PTSD」の病名が 1)あった 2)なかった のどちらかが気になるところです。 大学病院では特に精神科薬は他の科の医師は処方を触りませんし、最初から精神科へ共観(一緒に診察すること)依頼は出ていたと思われます。 そして退院後の情報提供書にPTSDを疑う旨を書く、という発言から残念ながら(2)の「なかった」可能性が高いと想像されます。 何故なら大学病院の主治医となる精神科医に伏せる意味がないからです。 あくまでも相談者からの情報だけですので、完全に間違えている可能性は否定できませんが、現在の処方を見ていても残念ながらPTSDに対して有効な処方では無いように見えます。(ただこの処方となった経緯が全く不明ですのでこれは読み流してください) もし可能でしたらPTSDについてきちんと診断、診察できる精神科医と心理士(カウンセリング目的)がいる病院へ転院される方が良いのではないかと考えます。そもそも精神科は双方の信頼関係(ラポール)がしっかり存在して初めて治療が可能である科であると私は考えます。 相談者は今少なくとも今の主治医に対して疑念を抱かれているわけですから、十分な転院理由になると思われます。 転院の際は現在の主治医からの診療情報提供書と、ご入院されていた大学病院からの診療情報提供書を併せてお持ち頂く方が後続の医師の診断、治療の助けになると思います。(もしも大学病院からの診療情報提供書のコピーの添付を主治医に断られた場合は大学病院の精神科主治医にその旨相談ください。データのコピーを後続の病院に送ってもらえると思います) 最後になりましたが、生活の途中でとてもしんどい思いを一人で抱えられていたことを思うと胸が潰れそうな思いです。どうぞ次の主治医が相談者の方にとって良い関係を構築できる医師であることを切に祈りつつ回答とさせて戴きます。 あなたは全く悪くありません。どうかご自身を責めたりなさらず、治療が前進する事実だけを今は見てお過ごし下さい。 ご質問の回答として推察部分が多く、申し訳ありません。

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2021年12月06日 23時05分


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