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小児科医れいのなんでも相談室

ご指名の相談も頂戴するようになってきたので、お部屋を作ってみました。 小児科医が解決するのは、なにもこどもたちの病気だけではありません。 お母さんお父さんの抱える不安や心配も、小児科医が解決すべきことと考えています。 とはいえ、普段の受診の時にはなかなか聴きづらいことも多いかと思います。 そんな疑問が解決できる場に、ここがなれば良いなと考えています。 小児専門病院と一般総合病院、そしてクリニックと全てのタイプの医療機関で勤めた経験があるからこそ、多様な質問にお応えできると自負しています。
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相川晴(HAL)の相談室

「補完食(離乳食)の相談がしたいけれど、みんなが見えるところでは少し聞きづらい」という方、LINEのようなチャット形式でやり取りしながら話が聞きたいという方、ネットであやしい健康情報見かけたけどどうなのか相談したいという方、ワクチンについて気になることがある方、食物アレルギーの親としてお話ししたいことがある方、ちょっとした雑談がしてみたい方(いるのか?) 私の力の及ぶ範囲でお話しさせていただきます。 有料なのでお気軽にとは言いにくいですが、よかったらメッセージ送ってください。 なんでもお答えするには私の能力が足りませんので、 ・補完食 ・その他普段私がTwitterで呟いているような範囲 でご相談いただけたらと思います。 その他、例えば食物アレルギーの家族としての私と話してみたいこと、などでも大丈夫ですよ。 ▼注意事項 ・返信は24時間以内に返せるようにしますが、状況により前後します。すみません。 ・業者の方、取材、コンサルタント等は想定しておりません(TwitterのDMより別途仕事依頼をしてくださいますようお願い申し上げます)。 ・対応に限界がありますので、人数が増えたら新規登録を停止することがあります。 ・応援プランでの質問はご遠慮ください(キャンセルさせていただくことがあります)
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子供と食器を共有すると子供にむし歯がうつるってホント?

子供と食器を共有すると子供にむし歯がうつるってホント?

『子供と食器を共有したり、スキンシップでキスすると、むし歯菌が子供に移ってむし歯の原因になってしまう』こんなお話聞いたことあるのではないでしょうか?私も実際患者さんの保護者から『この子はむし歯にさせたくないから、むし歯菌がうつらないように食器の共有はもちろん、下の子がまだ小さくておもちゃを舐めてしまうのでおもちゃも毎回消毒しています』という声を耳にしたことがあります。ただでさえ忙しい育児に加えてこれらをすべて完璧にやろうとするとかなり神経を使いますし、毎回のおもちゃの消毒も相当な労力を使いますよね…子供の口の中に他人の唾液が入らないように食器の共有を避けるなどの行動は、はたしてその労力に見合ったむし歯予防の効果はあるのでしょうか?むし歯の菌がうつるとむし歯になってしまう、これはむし歯が感染症という概念からきているものと思われます。昔は『特異的プラーク仮説』といって、プラーク(歯垢)の中にいるミュータンス菌などの特定の『むし歯菌』が原因で起こると言われてきました。生まれたての赤ちゃんの口にはむし歯菌がいないので、家族などから唾液(つば)を介して感染し、定着してしまう。さらに『感染の窓』といって1歳7か月~2歳7か月は家族のむし歯菌がうつりやすく、この時期に感染するとむし歯になりやすくなってしまうといわれていました1)。ある報告では出産時に歯科検診を行った母親とその子供が2歳になった際の歯科検診結果及び母親へのアンケートを調査、分析した研究を行ったところ、未治療のむし歯がある母親の子供は未治療のむし歯がない母親の子供に比べてむし歯が多く、母親のむし歯の有無とその子供のむし歯の有無には関連性があり、母から子へのむし歯菌の感染があることがむし歯を誘発していることを示唆しています2)。これらのことから、むし歯菌の感染を防ぐために子供と食器の共有や他人の唾液が子供の口に入ってしまう行動は極力控えるべきであるという考えが歯科医療関係者を発端に情報発信されてきました。しかし最近では『生態学的プラーク仮説』という、プラークの中にいるむし歯に関わる菌やそれ以外の様々な菌が、環境変化に伴いパワーバランスが崩れることで生じるという説が有力になっています3)。その環境というのは食習慣や唾液(つば)の分泌などが関係しています。むし歯の成り立ちについてもう少し詳しくお話しします。食事などで糖分を摂取すると、それを養分として歯の表面についたプラーク中のある菌が酸を出すことで、歯の表面のミネラルが溶けていく『脱灰』という現象が起こります。しかし一時的に失われた歯の表面のミネラルを、唾液などに含まれるフッ素などのミネラルを使って補充してくれる『再石灰化』という現象も起こります。通常はこの脱灰と再石灰化のバランスが保たれているのです。しかし糖分を含む物をダラダラ飲んだり食べたりするなどの頻回摂取や、お口の中で長時間糖分が入っている状態が続くと、菌が糖を使って酸を出す量や時間が増えてきます。これが日常化するとプラーク中の環境が酸性に傾き、酸に強い菌や酸を作り出す菌が生活しやすい環境になります。するとプラーク中の菌のパワーバランスが崩れていき、さらにそれらの菌の栄養となる糖分がどんどん与えられるのも相まって、そのプラークが付着している歯の表面は脱灰がずっと続いてしまいます。歯磨きをしないことも加われば同じ場所にプラークは停滞し続けます。そして再石灰化が追いつかないくらい脱灰が進んでしまうと歯に穴が開き、むし歯という状態になってしまいます*(イラスト)twitter @usappa,うさコレ:Usappa Complete Collecction スタジオうさっぱ2022 よって単純にミュータンスなどの特定の菌が感染し起こる病気ではなく、①食習慣などでプラーク中の環境が変化する②プラーク中の菌の生態系が変化する③脱灰と再石灰化のバランスが脱灰に傾く、といったプロセスを経てむし歯が発生するとされています。WHOという世界的な健康情報を定義したり提供している機関もむし歯は非感染性の疾患であると定義づけています4)。つまり食器を一時的に共有したり、スキンシップでキスをしたりする行為によって、他人の唾液中の菌がお口の中に入ったとしても、それだけが原因となってむし歯になるとは必ずしも言えないのです。逆を言えば食器の共有をしないことなどを徹底していても、甘いものをダラダラ食べるといった食習慣や歯磨きを全然しないような習慣がある場合はむし歯になってしまいます。食器の共有といった他人のお口の菌が子供に感染する行為とむし歯の関連性を調べた研究を見ていきましょう。1歳3か月から3歳未満の子供を対象として2年調査した結果、食器を共有していた場合はしなかった場合と比較してむし歯が多くできてしまったと言う報告5)や、出生時から2歳まで追跡し調査した研究6)では、キスや他人と食器の共有をした子供たちはミュータンス菌の定着と関連性があった、という結果となりました。これらを見ると食器の共有などによって養育者との唾液を介した菌の感染は、子供のむし歯と関連があるといえそうです。一方、3歳児とその養育者を対象としたアンケート調査と3歳児の歯科検診の結果をもとに分析した研究では、食器の共有だけで分析するとむし歯との関連性は認めましたが、養育者の学歴や収入など社会的な背景を考慮して分析すると、食器の共有や口移しといった行為とむし歯に関連性は認めなかったといった結果となりました7)。これは一見すると食器の共有とむし歯予防は関係があるように見えるけれど、そもそも食器の共有など気を付けている養育者は他にもむし歯を予防するような行動をしている傾向にあるので、実際には食器の共有とむし歯の関係は認められなかった、ということです。むし歯の予防に対して食器の共有まで気を使っている人は、子供の食習慣や歯磨き習慣にも気を使って行動しているからむし歯になりにくいよね、一方で食器を共有していた人の中でむし歯があった人は、むし歯のリスクとなる他の行動もとっていたのかもしれないね、ということです。先程出てきた母親のむし歯とその子供のむし歯との関連も、むし歯菌の感染だけでなく、親子だと生活習慣も似てくるため、その辺りのリスク因子も考えられます。むし歯のプロセスの一つに菌の存在が条件となっているのは間違いありません。なので今までしてきた行為が無駄だったのかと思う必要はないです。しかしむし歯はたくさんの要因で成り立っている病気であるとされています。年齢が上がるにつれて行動をコントロールすることが難しい子供の食器の共有やキスなどのスキンシップを制限するよりも、食習慣に気をつけたり、おうちでのフッ化物(フッ素)を使用した歯磨きの習慣づけをすることにその労力を使う方が効率よくむし歯予防ができるのではないでしょうか。当たり前に言われている食習慣や歯磨き習慣も子供相手だとなかなか大変なことが多いですよね。なので正しい知識を使っていい意味で手を抜いてむし歯予防をして頂けたらと、遠くから応援しています。参考文献1) Caufield PW, Dasanayake AP, Li Y, Pan Y, Hsu J, Hardin JM. Natural history of Streptococcus sanguinis in the oral cavity of infants: evidence for a discrete window of infectivity. Infect Immun 2000;68(7):4018-23. 2)山本 誠二, 新谷 智佐子, 竹本 弘枝, 滝川 雅之, 中村 隆子, 仲井 雪絵, 壷内 智郎, 下野 勉. 産婦及び母親の口腔内状態が子供に及ぼす影響について. 小児歯誌 2001;39(1) :20-26. 3) Kidd E, Fejerskov O, Nyvad B. Infected Dentine Revisited. Dental Update 2015; 42: 802-809.4)Suger and dental caries. Fact sheets WHO 20175)Cogulu D, Ersin NK, Uzel A, Eronat N, Aksit S. A long-term effect of caries-related factors in initially caries-free children. Int J Paediatr Dent. 2008 ;18(5):361-367. 6) Wan AK, Seow WK, Purdie DM, Bird PS, Walsh LJ, Tudehope DI. A longitudinal study of Streptococcus mutans colonization in infants after tooth eruption. J Dent Res. 2003 ;82(7):504-8.7)Wakaguri S, Aida J, Osaka K, Morita M, Ando Y. Association between caregiver behaviours to prevent vertical transmission and dental caries in their 3-year-old children Caries Res. 2011;45(3):281-6. 8) 高柳篤史(監著), 相田潤,遠藤眞美,佐藤涼一,鈴木誠太郎,山岸敦.セルフケア指導 脱!誤解と思い込み 今はこうする!最新の解釈&臨床. 東京:クインテッセンス出版株式会社, 2021.
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コンタクトレンズを作るために眼科受診が必要な3つの理由

コンタクトレンズを作るために眼科受診が必要な3つの理由

コンタクトレンズを購入する際に、皆さんは眼科を受診していますか?中には「コンタクトレンズを作りたいな〜」と思い立ち、コンタクトレンズ販売店に行くと、隣にある眼科の受診をすすめられたことがあると思います。「コンタクトレンズの処方だけなのに、どうして眼科を受診するのだろう?」そう思った方もいらっしゃるでしょう。コンタクトレンズの処方で眼科を受診する理由は大きく3つあります。その3つの理由は、最も適したコンタクトレンズを選ぶ目の病気が理由で視力が悪いことがあるコンタクトレンズ特有の病気が潜んでいることがある「この3つの可能性があるため、眼科を受診していただいています!」と言われても、よくわかりませんね。そこで、眼科医がその理由を徹底解説します。この記事を読むと、コンタクトレンズを作る時に眼科受診が必要な理由が理解できます。1. 最も適したコンタクトレンズを選ぶ「眼鏡と同じ度数で選べばいいんじゃないの?」こう思われる方も少なくないでしょう。しかし、コンタクトレンズ選びでは以下の3つが重要です。度数ベースカーブ(BC)乱視この3つがなぜ重要なのかを順に解説します。①度数度数は、あなたの目が近くが見えやすいのか(近視)、遠くが見えやすいのか(遠視)を表します。度数はレフラクトメーターという機械で計測するのが一般的です。この検査で測定した度数のコンタクトレンズを使って視力検査をおこないます。視力検査をしながら、見えやすいかどうかを確認し、最も適した度数に微調整をします。この度数が合わないコンタクトレンズをすると、物がぼやけたり、視力が出づらくなったりすることも。②ベースカーブベースカーブは目の形(角膜の形状)を数値化したものです。人によって色が異なるように、目の形も人によって異なります。ベースカーブを測定する機械は、度数で使った機械と同じレフラクトメーターを用います。このベースカーブが合ったコンタクトレンズをすることで、コンタクトレンズが目の形に合うのです。もしベースカーブの合ったコンタクトレンズを選ばないと、コンタクトレンズはあなたの目に合わなくなります。その結果、コンタクトレンズが外れやすかったり、異物感を訴えたりします。③乱視もし乱視があると光の焦点が1点で合わないため、物がぼやけて見えたり、二重に見えたりします。多くの方は多少の乱視があったとしても、それを無視してコンタクトレンズを作っても問題なく着けることはできます。しかし、中には乱視の程度が強いため、乱視を調節するコンタクトレンズを使わないと、物が見えづらいという方も。この乱視も度数とベースカーブと同じく、レフラクトメーターを用いて測定できます。このように、最も適したコンタクトレンズを選ぶためには、度数・ベースカーブ・乱視が重要であると解説しました。今までの眼鏡と同じ度数のコンタクトレンズを選んでも、あなたの目には合わない可能性があるのです。2.目の病気が理由で視力が悪いことがあるコンタクトレンズを買うために眼科を受診していただく理由は、あなたにピッタリなコンタクトレンズを選ぶためだけではありません。コンタクトレンズを買いに来る方の多くは、眼鏡やコンタクトレンズを着ければ視力検査で十分な視力が確認できます。しかし、中には眼鏡やコンタクトレンズでの視力も悪い方も。このような場合はコンタクトレンズを処方する前に、視力を下げている原因を必ず調べます。原因によっては治療が必要になることもあり、その場合はコンタクトレンズよりも治療を優先しましょう。3.コンタクトレンズ特有の病気が潜んでいることがあるこれはコンタクトレンズを着けている方に限った話です。コンタクトレンズを使っているとドライアイや目の感染症、アレルギー反応が出てくることがあります。ドライアイなら「ゴロゴロする」「涙が出る」、目の感染症なら「目が赤い」「目が痛い」、アレルギー反応なら「目がかゆい」などの症状が出ます。しかし、中には症状を認めない場合もあります。なるべく早い段階で病気を見つけられれば、後遺症を残さずに治療ができます。後遺症の中には失明なども含まれますから、コンタクトレンズを使っている人も眼科を定期受診することが大切です。まとめにこの記事では、コンタクトレンズを作るために眼科受診が必要な3つの理由を解説しました。1つ目の理由は、最も適したコンタクトレンズを選ぶことです。そして、特に度数とベースカーブ、乱視が重要でした。2つ目は、コンタクトレンズを処方する前に目の病気がないかを確認することです。もし病気があればコンタクトレンズよりも治療を優先します。そして、3つ目がコンタクトレンズ特有の病気がないかを調べることです。中には症状がない方もいるため、眼科を定期受診することが大切です。コンタクトレンズを作るために眼科を受診する理由がわかっていただけたと思います。あなたの大切な目を守るため、コンタクトレンズを作る際は必ず眼科を受診してください。
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