指名: こどアレ@小児科&アレルギー  先生

くるみアレルギーの最新の治療について

10歳未満 男性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

2018年生まれ、現在7歳の男児について相談させてください。

くるみとピーカンナッツを摂取すると喉のチクチク感が出るため検査を受けたところ、両方にアレルギーがあると診断されました(検査結果を添付します)発生する症状は、喉のチクチク感、喉の赤みです。発疹などの全身症状、呼吸困難、嘔吐はありません。

現在は完全除去をしています。そのものを食べなければ症状は出ないため、同一製造ラインの食品については除去していません。

検査結果説明時に経口負荷治療について相談しましたが、かかりつけ医からは「実施している施設もあるが、治療中に発作が起きる可能性があり、積極的には勧めない」と言われました。
自分でも調べたところ、くるみの経口負荷治療は比較的新しく、実績や有効性がまだ十分に確立していないと知りました。

子供のうちに開始した方が効果が得られやすいとも聞き、始めるなら早い方がよいのかと悩んでいます。一方で不明な点も多く、子どもに勧めるべき治療なのか判断できません。

現在のくるみアレルギー治療の状況や、主流となっている治療法、選択肢について教えていただきたいです。

経口負荷治療を検討している理由は以下の通りです。
・本人の好きな食品にくるみが含まれていることが多く、本人も食べたがっています。
・家族にうっかりミスが多く、誤食のリスクが心配です。

よろしくお願いいたします。

回答済み

小児科

くるみアレルギーの最新の治療について、ご指名でのご相談ありがとうございます。6歳のお子さん、「くるみとピーカンナッツを摂取すると喉のチクチク感が出るため検査を受けたところ両方にアレルギーがあると診断され完全除去にしている、くるみを本人は食べたがっている&家族のミスでの誤食リスクもあるため、経口免疫療法を相談したが、かかりつけの先生は「実施している施設もあるが治療中に発作が起きる可能性があり積極的には勧めない」と言われた、子供のうちに開始した方が効果が得られやすいとも聞き、始めるなら早い方が良いのか悩んでいる、どうしたら良い?」というご質問でした。

ご心配ですよね、お子さんのことも含め、一般的なことで回答させて頂きます。

まず、くるみアレルギーの診断ですが、お子さんの症状のような局所の口や喉の粘膜症状は食物アレルギーで出ることはあります。ただ、その中でも、増量して食べても粘膜症状だけでじんましんや嘔吐などの全身的な症状が出ないお子さんも居れば、増量により全身的な症状が出るお子さんも居ます。一般的には、粘膜症状以外の症状を繰り返すようであれば(食物経口負荷試験での確認も含む)、血液検査の結果は関係無く、くるみアレルギーの診断は妥当と考えられます。お子さんのように粘膜症状だけの場合は、食物経口負荷試験が大いに参考になりますが、くるみの場合はコンポーネント検査(より症状と結びつきやすい成分の検査)が診断精度が高く診断には有用となります。お子さんの場合は、くるみの特異的IgE値が軽度陽性で、コンポーネントの値(Jug r1)もぎりぎり陽性ですので、暫定的にくるみアレルギーの診断にされる先生がいらっしゃるかと思います(参考:「クルミ/カシューナッツアレルギー判定フローチャートの目安」https://huf.co.jp/bookshelf/pdf/231.pdf)。ただ、個人的には、症状が粘膜症状のみ、Jug r1もそう高くありませんし、ご本人も食べたいようですので、すぐに完全除去にはせずに、微量の食物経口負荷試験などで微量は食べられるかどうかなどを試してみたいとは思ったりします。多めに食べると症状が出るとしても微量なら大丈夫であれば、その微量を食べ続けることでもアレルギーが悪化する可能性は下げられることが多いと考えられております。微量でも全身的な症状が出るようでしたら、完全除去となってしまいます(残念ながらくるみは微量で症状が出てしまうことが多くやむなく完全除去になってしまうことが多い食材ではあります)

また、くるみの経口免疫療法に関してですが、確かに、くるみとして経口免疫療法の効果や方法は確定しておりませんが、おそらく効果はあるのではないか、少なくとも、少量でも食べ続けることで、「アレルギーの発症の予防が出来る/アレルギーの悪化を防げる/アレルギーが治りやすくなる」という可能性がありそうだと考えられております。仰るように、アレルギーが悪化した後だと微量すら食べられない可能性もあり、また、幼児期の方が効果が高い可能性もあり、お早めに少量でも食べている方が良いかとは思います。これらは症状の出ないレベルと食べれれば食べるという話で、経口免疫療法となると、症状が出るレベルをあえて専門医の指示の元食べていくというものですので、いわばアレルギー症状が出ることは必発で、専門医というよりは専門の病院で施行されることが多いかと思います。

以上書いてきましたが、僕の個人的な意見も入ってますので、お子さんへのアドバイスの結論としては、診断および経口免疫療法をご検討の場合は、近くのお詳しいアレルギー専門医の先生あるいは経口免疫療法を施行されている病院にぜひご相談されると良いかと思います。

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2026年02月16日 14時14分


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