指名: こどアレ@小児科&アレルギー  先生

MMRワクチンについて

30代 男性

いつも参考にさせていただいております。現在大阪府に住んでいますが、大阪ではここ最近海外渡航のない大人の感染が相次いでおり、いつどこもらってもおかしくない状況であるとかんがえています。

また、名古屋での集団感染を見るに、ワクチン2回接種でも発症することがあるというのも感じています。

我が家では1回接種のみの2歳児がいるためとても心配しています。

夫婦ともに幼少期〜中高生頃に2回接種、妻は風疹抗体が少なかったため昨年追加でMRを打っています。
自分は2年前にうけたEIA法の抗体検査で16でしたが、接種からかなりの年数がたっているため心配しています。またおたふくのワクチンは打ったことがなく、幼少期の罹患もないようなので、トラベルクリニックでのMMRワクチンの接種を検討しています。

ただあまりMMRの情報がなく、輸入?認可されていない?などよくわからず少し心配です。

MMRワクチン接種におけるデメリット(費用面以外)があれば教えていただきたいです。

また、娘もMRを追加で打っておくべきでしょうか?

回答済み

一般内科 , 小児科

MMRワクチンについて、「MRワクチン1回接種の2歳の子どもが居る、父2回接種済みで2年前にEIAで16、母3回接種済み、愛知での集団感染で2回接種でも発症すると知った、おたふく風邪の罹患もワクチン接種も無く、トラベルクリニックでのMMRワクチンの接種を検討している、MMRワクチン接種における費用面以外のデメリットはあるか?2歳の子どももMRワクチンを追加で接種すべきか?」というご質問でした。

麻しんの報告が全国的にありご心配かと思います。ただ、大阪府での麻しんの報告は多くありませんので、大阪府において「いつどこでもらってもおかしくない」という状況ではないかと思われます。

まずは、親御さんのMMRワクチンについてですが、MMRワクチンは日本製はありませんので、海外から輸入での使用となります。海外では普通に接種されているワクチンで安全性は問題無いとされております。以前の日本製のMMRワクチンは無菌性髄膜炎の副反応が多くて定期接種が中止になりましたが、現在海外で使用されているMMRワクチンは別の製剤、改良された株で無菌性髄膜炎の副作用の頻度も低いとされております。海外から輸入のMMRワクチンのデメリットとしては、現実的には重篤な副反応が起こる可能性は低いですが、万が一MMRワクチンの接種で副反応が起こった際に、公的救済の対象外となってしまうということです。

そもそも、麻疹ワクチンの再接種をするかどうかについてですが、過去に2-3回接種されていて、2年前測定のEIAで16というのは特に低くもありませんし、通常、抗体がさらに下がってきても他の免疫の記憶(T細胞やメモリーB細胞による記憶)はついており、麻しんを防御出来る可能性が高そうです。確かに免疫の状態によっては、軽症の麻しん(修飾麻しん)を発症してしまうこともありますが、感染時には速やかに撃退出来る可能性がありますし、修飾麻しんではワクチン未接種の方の通常の麻しんより感染力は低くなるとされております。一般的には、お近くで麻しんが大流行したり麻しんの流行地への渡航するなど特殊な条件は別として、通常の生活においては、追加接種は必要無いのではと考えられます。

お子さんに関しても、免疫性についてはほぼ同様で、MRワクチンは2回接種が基本ですが、1歳で接種した2歳のお子さんに対しても、よほどの流行状況にならなければ、任意での追加接種を勧めることはなかろうかと思います。

まとめると、親御さんもお子さんも任意で追加接種するデメリットは医学的にはありませんが、今の流行状況では、あえて任意で追加接種する必要性は低そうということになります。

僕からの回答は以上となります。ご家族やかかりつけの先生ともよくご相談ください。

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2026年04月15日 22時21分


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