ステージ4の肺がんについて
40代女性
友人(40代前半の女性、非喫煙者)がステージ4の肺がんと聞きました。
骨や脳などに転移があるとのことで、これから薬物療法を始めるそうです(効果がある薬物の選定からの段階とのこと)
お聞きしたいのは、個人差や状況差があるのは大前提として、
ステージ4の肺がんで薬物療法が効いた場合、一番良くて寛解ですか?
医療用語もよくわからないので変な質問になってるかもしれません。
現状世の中にあるデータで一番良い結果はどのようなものなのか、余命1年くらいと言われた人が10年以上生きることができている事例などあるのかお聞きしたいです。
回答済み
質問ありがとうございます。
肺がんStage 4(骨、肺転移)の治療についてですね。
がん治療はまず、根治的治療(完全に癌を治す)と緩和的治療(がんの増大を抑える)の2種類に分けられます。Stage 4、肺がんの場合は遠隔転移(肺以外の臓器への転移)を伴っているため、一般的には緩和的治療となります。ですので、最も治療が良く効いた(奏効)場合は完全奏効、と呼ばれます。
肺がんは大きく2種類、小細胞肺がん、非小細胞肺がんの2グループに分かれます。この種別によって抗がん剤治療の種類、効果、余命は変わりますが、小細胞肺がんの場合は、抗がん剤治療開始からおよそ1年、非小細胞肺がんの場合は2~3年が平均的な余命です。
もちろんこの数字は研究や過去の統計に準じた数字ですので、各患者さんの状態により前後します。ご本人または主治医の医師への確認をお勧めいたします。
2023年09月06日 11時04分
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耳鼻咽喉科専門医でもあります。
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