指名:Kenji Numata 先生

血栓症について

10代女性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

dダイマーの数値が基準値以下なら検査した日時点では血栓症を発症しているわけではないということですか?

写真のように数週間で正常値に戻るということは、本当は血栓症なのに
検査した日が発症から時間が立っているがために正常値が出てしまうということはありますか?

回答済み

一般内科

ご質問ありがとうございます。

血栓がある状態でDダイマーが陰性になるということは通常ありません。Dダイマーは血栓を溶かす際に上がる成分なので、血栓が存在する限りかなりの確率で陽性になります。

添付された文章の先に「よって、Dダイマー値の上昇は生体内で少し前に血栓が形成されたことを意味します。また、Dダイマー値がどんどん下がっている場合は溶解する血栓が小さくなっていることを意味し、血栓溶解の指標となることから、血栓溶解療法のモニターとしても活用されています。」とあります。この「1週間以内に正常化する」というのは、血栓が消失してから1週間後という解釈であると考えます。

よって「検査した日が発症から時間が立っているがために正常値が出てしまうということはありますか?」に対する回答ですが、「血栓が消失していれば正常値になりますが、血栓があれば、たとえ発症から期間が長くても陽性になる」となります。

1

2023年09月19日 14時55分


参考になりましたか?
ハートを贈りKenji Numata先生を
サポートしよう!

よろしくお願いします。
医師歴13年、救急を主にしていますが内科、小児科の経験もあります。
母国語の日本語に加え英語は医療面接が可能なレベル、中国語は日常会話レベル話せます。
よろしくお願いします。

相談一覧