2歳半娘 発熱 受診目安
10歳未満 女性
2歳半娘の受診目安についてです。
1歳半から小規模保育園に通っていましたが、先月より認可保育園に転園したところ風邪続きです。
4/30 熱、咳、鼻、病院受診し、風邪と診断
5/1 咳、鼻
5/2 再度発熱、下痢1回、咳、鼻
以降6日ごろまで咳、鼻水でしたが、そろそろ咳も鼻も終わりかなと言うところでしたが、
5/10 発熱 という状況です。その他風邪症状は、前の続きなのかよくわかりませんが咳はしています。
いつも、悪化する前に病院!と思い、割とすぐに受診していましたが、数日前、先生がいかに薬をやめるかと投稿されているのを拝見し、受診の目安に悩んでいます。
とはいえ、呼吸音に問題がないか?溶連菌のように早めに薬を飲んだ方がよい風邪ではないのか?などはとても気になるところで、その確認のためには受診するべきなのでは?とも思います。
ただ、特に問題なければいつも通り咳鼻水のシロップと坐薬を処方いただく流れだというのも分かりきってはいます…。
この場合でも様子を見るべきですか?
例えば受診して、風邪との診断であれば一応薬はもらうが、飲ませるかどうかは後から決めるなどで対応するべきですか?
そもそも、いただいたお薬を私の自己判断で中止しても良いものなのでしょうか?
ご回答よろしくお願いいたします。
回答済み
新しい環境に入られて風邪症状を繰り返すと、このまま悪くならないかとずっと心配せねばならず、心労絶えないと思います。
その中でXの投稿を見て質問してくださり、ありがとうございます!
インターネット上で個別の診療は難しいですが、一般論のお話はできますので、参考にしていただけますと幸甚です。
まずは先日の投稿の通り、これから約1年は免疫をつけるために、どんどん風邪を引く時期です。風邪をひかないためには、まずはこまめな手洗いうがいですが、それでも風邪はひきます。こればかりはもう全員がもれなく通らねばならない道のりですので受け入れましょう。
その中で受診の目安を考えるために、まずは一般的な風邪の経過を把握しましょう。
風邪を引いた時、まず始めに出てくるのが、透明な鼻水とくしゃみ、軽い咳です。これらは外から侵入してくるウイルスを、体外に押し出すための生体防御反応ですので、基本的に風邪薬を飲んでも改善しません。
これらの生体防御反応の壁を乗り越えて、さらにウイルスがお子さんの体内に侵入してくると熱が出ます。この時体内では、白血球という免疫細胞がウイルスをやっつけます。感染をそれなりに経験した白血球は各ウイルスの倒し方をよく知っているため、熱が出る間も無くウイルスを倒してしまいます。お兄ちゃんお姉ちゃん、あるいは大人があまり熱を出さなくなるのもこのせいですね。
例外的に熱が高く出るのは、特に増殖の勢いが激しいウイルス、代表格はインフルエンザウイルスです。
まだ免疫の未熟な、保育園に通い始めの子たちの場合、インフルエンザウイルスのような増殖力の高いウイルスじゃなくてもしっかり熱が出て、場合によっては数日熱が続きます。この間に役立つかもしれないのが解熱剤ですね。熱が38.5℃以上でぐったりが強く、飲めない、寝られない、などの困りごとがある場合、解熱剤を使用してみても良いかもしれません。ただし、解熱剤に感染自体を治す効果はなく、見た目の熱を1〜1.4℃程度下げるだけの薬です。熱が高くても元気なら投与不要ですし、使ってもぐったりが強く飲めない状態なら早めに受診しましょう。
熱の中盤頃から、少しずつ鼻水が白っぽく黄色っぽく、粘稠になってきます。これは、身体の中で白血球がウイルスを倒して、死んだウイルスを鼻水に混ぜて出している様子をみていて、風邪が良くなってきている証です。
※鼻水が緑になったら抗菌薬!などと言う「トンデモ医師」もいますが、緑もこれの延長ですので、全く心配ありません。
この時に役に立つかもしれないのが痰切りの薬(カルボシステインなど)ですが、これも使い方にコツがあります。カルボシステインは痰を柔らかくして出しやすくする薬ですが、柔らかくするということは垂れ込みやすくもなります。風邪の間、夜間の湿った咳はずっとあると思うのですが、この咳は透明な鼻水が寝返りのタイミングで喉の奥に垂れ込んだ時、誤嚥しないように身体が頑張って出している咳です。こうした垂れ込みの咳が出ている時に痰切り薬を飲むと、さらに垂れ込みが増えて、咳でもっと眠れなくなることがあります。痰切り薬は、基本的に夜間の咳がなくなってから、鼻水がネバネバしすぎて出にくくて困る時だけ使いましょう。こどもは身体の中の水分量が多く、痰切り薬はなくても良いケースがおおいです。くしゃみでドッと出てくるくらいの柔らかい鼻水・痰なら、痰切り薬は不要かもしれませんね。
最後にいただいていた疑問にお答えします。
●自己中断について: 風邪薬は自己判断で中止OKです。抗菌薬やタミフルなど、一部の薬は特効薬で、中止に伴う弊害もありますが、こうした処方の場合、「飲み切ること」などという指示が必ず医師からあるはずです。一方風邪薬はいわゆる対症療法で、症状を少し抑えるだけの薬ですので、症状が軽いなら中止してください。ちなみに1日◯回と指示のある薬は、飲んだら飲まなかったりすると効果は全くありませんので、決められた回数をしっかり内服し、中止する場合はキッパリやめましょう。夜の症状が強いから夜だけ、という飲み方は、効果はないのに副作用だけ出るかもしれない最悪の飲み方です。
●溶連菌感染について: 治療の必要な咽頭炎の原因として、確かに溶連菌はあります。ただし、我々も熱初日や2日目にいきなり溶連菌と診断して抗菌薬を出せるケースは多くありません。基本的に抗菌薬の必要な溶連菌感染や中耳炎などは、熱が持続した際に見つかることが多いです。通常の風邪であれば2-3日で熱が下がることが多いですので、熱が4日目に入ったら、元気でも一度対面受診して、熱の原因は何か、確認してもらうようにしましょう。
以上、出先でスマホから打ち込んだのでダラダラと長くなってしまいました、雑文申し訳ありません。お役に立ちますと幸いです!
2026年05月10日 12時48分
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