指名:こどアレ@小児科&アレルギー 先生

肌が荒れ状態の継続によりアトピー性皮膚炎になりうる期間

10歳未満女性

肌が荒れた状態が継続すると肌のバリアー機能が壊れアトピー性皮膚炎に発展する可能性があるとの事ですが、肌荒れ状態がどのくらい継続するとアトピー性皮膚炎になるのでしょうか。
個々人により違いがあるとは思いますが、そう言ったデータ(期間や肌の状態)などもしあれば教えて頂きたいです。

生後4ヶ月の娘がいます。
新生児期に顔面に湿疹、頸部に汗疹?(お肉で埋もれてる部分が赤くなっている)があり、顔面の湿疹に関しては2ヶ月半頃に落ち着き現在でも綺麗です。

頸部に関しては改善しておらず、3ヶ月を過ぎたあたりから自分で搔くようになりました。ここ1週間で胸部、腹部にも赤く湿疹が出始め自分で掻いてしまっています。

ケアは、赤ちゃん乾燥肌用のクリームとベビーワセリンを使っており、朝は濡らしたコットンで軽く拭き取り保湿、昼も保湿、夜お風呂後に保湿しています。

本当は早い段階から皮膚科を受診したかったのですが、娘の保険証が届いていない事、抱っこ紐を嫌がるなどの理由から中々重い腰が上がりませんでした。
娘の痒がる姿をみていられず、遂に今週皮膚科の受診を予約しました。が、私の判断ミスで娘にアトピー性皮膚炎へのレールを敷いてしまったのかと情けない気持ちでいっぱいです。

回答済み

小児科,皮膚科

ご指名でのご相談ありがとうございます。肌荒れの継続によりアトピー性皮膚炎になりうる期間、「現在生後4ヶ月、新生児期から顔と首の湿疹、顔の湿疹は改善、首の湿疹は改善せず掻く、最近体にも湿疹が出始めた、赤ちゃん乾燥肌用のクリームとベビーワセリンを使用、受診はしていない、今週皮膚科の予約をした、肌荒れ状態がどのくらい継続するとアトピー性皮膚炎になるのか?」というご質問でした。

まずは、アトピー性皮膚炎についてですが、日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」内の質問、「アトピー性皮膚炎はどのようにして診断されますか?」にもあるとおり、「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」病気です。つまり、「そう痒」「特徴的皮疹と分布」「慢性・反復性経過」があるとアトピー性皮膚炎と診断されます。「慢性の経過」というのは「乳児では2ヵ月以上」という定義となっております。アトピー素因があり、上記の症状が続いていれば、アトピー性皮膚炎と診断されますが、逆に言うと、しっかり治療して湿疹が持続しなければアトピー性皮膚炎とは診断されません。つまり、保湿剤や早期のステロイド治療で湿疹を速やかに改善させることで、治療していなければアトピー性皮膚炎になったであろう体質のお子さんが、アトピー性皮膚炎を発症せずに過ごせる可能性があります。また、アトピー性皮膚炎と診断されていても、日々の治療を続けることで湿疹の無い状態で維持出来ることも多く、逆に治療をしばらくやめていたらアトピー性皮膚炎を発症するということも有り得ます。

質問のお答えとしては、湿疹が続けばアトピー性皮膚炎との診断にはなりますが、むしろアトピー性皮膚炎にならないように治療すべきで、アレルギー体質の強さにもよりますが、いつまでなら様子を見て良いとはアレルギー専門医としては言いづらいということになります。アトピー性皮膚炎という診断が気になられるかとは思いますが、まずは、アトピー性皮膚炎と診断される・されないということの前に、かゆみがある、湿疹が続くようでしたらぜひ治療することをお勧めします。

お子さんの場合、湿疹がひどくなってずっと様子を見られていたという訳でもありませんし、今後受診の予定があるようですので、受診されて、先生の指示通り、今後しっかり治療されていけば良いかと思います。

先生のおかけで親の私の心が軽くなりました。皮膚科行きました。ありがとうございます。

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2023年04月20日 11時10分


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