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相談詳細

指名:どっと@小児科医 先生

体重が増えないことについて

10歳未満女性

8歳2ヶ月の子がいます。
あかちゃんのころから低身長で3歳から精密検査を何度かしていますが、毎回治療域にはあほんのちょっとという状態です。

出生は2700g/47cm

現在の身長113cm/体重18kg
ここ2年間身長は+1cm/年ですが、体重が最大20kgあった時期もありましたが、今は18kg台で今まではぷっくりしてた体型がガリガリに見えるようになってきました。肋骨は見えます。

ご飯はよく食べていますし、給食も完食しているそうです。とくにこれといった病気もかかっていません。

身長も心配ではあるのですが、最近は体格や体重のことが気になってしまっています。

①今家庭でできることはありますか?
②低身長を見てくれる総合病院の次回予約が夏休みですが、予約を早めていったほうがよろしいですか?

回答済み

小児科

こんばんは。ご指名でのご相談をいただき、ありがとうございます。


低身長のお子さんで体重が減少気味になっているときにご家庭でできることや受診を早めるべきかの判断についてのご相談ですね。


ご提示いただいた状況からは、確かに低身長であり、成長率の低下もある状況ですが、すでに何度か検査はなさっているということですね。成長曲線のことや検査・治療についての説明は、すでに専門機関で受けてくださっていると思いますので、引き続き通院しつつ経過をみていく必要はあるかと思います。

ご存知かと思いますが、基本的に低身長に治療適応があるかは基準をもとに判断されます。なかなか治療適応には入らない方も少なからずおられ、ご心配になられるお気持ちもよくわかります。


特に、今回は体重が増えない(減ってきている)ということもあって、お悩みの状況かと思います。食事はよく食べて、給食も食べられているのに体重が減ってしまう場合は以下のようなことを考えます。


① 消費エネルギーが多すぎる

→ 登下校の距離や習い事のスポーツなどが影響していることはよく経験します。

② 摂取エネルギーがそれでも不足している

→ 食べられていても同年代のお子さんより少ないという方も少なからずおられます。朝食も食べられているか、給食は減らしたりしていないかも確認が必要です。

③ 体内での炎症など何らかの影響で体重が増えるほどのエネルギーとならない

→ 年齢的には珍しいですが、クローン病などの炎症性腸疾患をはじめとして、いくつかの疾患では体重減少が疑うきっかけになることはよくあります。

④ その他

→ 極端に栄養が偏っている、繰り返し吐いている、糖尿病など。


身長は遺伝や性成熟などいろいろな要素が関与していますが、体重は一部例外はありますが、消費エネルギーと摂取エネルギーの要素がやはり主体です。消費している分よりたくさん食べていれば体重は増え、それより少なければ減るというイメージです。

エビデンスというわけではありませんが、この中で実感として多いのは、運動量が多いのでそれを考慮すると食べている量が少ないというパターンです。


これらを意識した上で、ご質問に回答させていただきます。

① 今家庭でできること

まずは消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスを改めて考えてみることが大切です。そして、小柄な方は食べる量を増やすことが難しいという方も多いので、場合によっては消費を減らすということも考える必要があります。

さらに身長も意識すると、食事のバランスや睡眠時間などの生活リズムを見つめ直すことも大切です。8歳児はできれば20時半くらいに入眠し、6時半から7時くらいに起きて朝食を食べて学校に行くくらいのリズムは意識しておきたいなと思います。

また、体の中で炎症などがある場合には、微熱や腹痛、関節痛など何らかの症状を起こしていることもよくあります。少し気になることがあれば、一度医療機関でご相談いただくことも大切です。


② 低身長で通院している医療機関の予約を早めた方が良いか

こちらは医療機関にもよりますが、成長曲線をしっかり付けてもらっているところで体重も減ってきて心配であることを伝えて早めていただいても良いかと思います(私はこのような場合はご相談いただいた方が個人的にはうれしいです)。

ただ、低身長の専門外来が非常に混雑していてなかなか予約の変更が難しい場合もときにありますので、その場合はまずはかかりつけの医療期間でのご相談で問題ないかと思います。


やはりこの年代で体重が減ってしまっていることは私としても少し心配にはなりますので、生活環境を考えてみても原因がはっきりしない場合は、一度医療機関でご相談いただければと思います。


なお、お子さんの低身長や低体重についてご家族の心配が強いと、本人は責められているように感じてしまうことがときにあります。少なくとも身長については、治療適応があるかは考えつつも、身長が低いことを嫌に感じないような関わり方ということも大切です。

低身長は遺伝的素因も大きいので、ご両親のいずれかが子どもの頃に嫌というほど検査をされたから、子どもにはそんな目に合わせたくないと相談されたこともあります。

確かにスポーツなど一部の分野ではデメリットがあるということも否定はできませんが、身長に関係なく人生は楽しむことはできるよ、あなたがここにいてくれること自体がとてもありがたいことだよというようなスタンスをとっていただけていると、小児科医としてはとてもありがたく思います。


ご相談への回答としては上記となります。長文となり、失礼いたしました。ご参考になりましたら幸いです。

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2023年04月23日 23時46分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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