指名:こどアレ@小児科&アレルギー 先生

親子でできる感染予防について

10歳未満女性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

いつもTwitter 拝見しております。
特にアレルギーについては勉強になっており、もう少しで離乳食を開始するため、とても参考にしております。

今回は、親子でできる保育園入園後の風邪等への全般的な予防方法を教えていただきたいです。

現在、20代夫婦で第1子0歳児を育てており、もう少しで職場復帰予定です。
できる限り、家族全員が健康でいられるよう、日頃から予防に努めたいです。(保育園の洗礼をなんとか最小限にしたいです)

そのため、
・日頃から0歳児含めた親子でできる全般的な予防方法
・子供が何かしらに感染した時の二次被害(家庭内感染)を防ぐ方法
を教えていただきたいです。

また、予防方法について、以下の点を気にしています。

・うがい薬の使用について
夫は風邪を引かないように、毎日イソジンうがいをしています。インターネットでは、イソジンうがいは水うがいより効果がないと記載されていますが、うがいは①予防②感染後どちらにおいても、水うがいの方が優位なのでしょうか?

回答済み

小児科

ご指名でのご相談ありがとうございます。いつも見て頂きありがとうございます。親子で出来る感染予防について、「乳児、もう少しで職場復帰→保育園入園、乳児含めた親子で出来る感染対策や家庭内感染を防ぐ方法を知りたい、うがいは水うがいの方が効果がある?」というご質問でした。

非常に難しい質問です。と言いますのは、乳児さんの園での風邪の予防対策について、効果的なものはあまりありません。主に、風邪の感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」になりますが、「飛沫感染」とは風邪の子どもが咳やくしゃみ、泣いたりすることで、「ウイルスが含まれた飛沫(唾液)」が口から飛び出し、これを近くにいる子どもが吸い込むことで感染します。「接触感染」とは風邪の子どもの手に唾液や鼻水などが付き、それを直接的または間接的に触れてしまい、子どもが口や目などを触れることで感染します。「飛沫感染」予防は、マスクの着用、子ども同士の間で1-2m以上の距離を取ることになりますが、乳児では困難です。「接触感染」予防は、手洗いや環境の清掃などですが、これも現実的に、園できっちり行うことは困難です。一般的には、園という集団生活において風邪をひくことは、風邪を繰り返してしまうことは、残念ながら、ある程度仕方がないものとして考えることになろうかと思います。

家庭ではどうか、ということになりますが、家庭内でマスクや距離を取ることは現実的ではありませんし、手洗いや清掃の徹底も現実的ではありません。「外出から帰ってきたら手洗いしてウイルスの持ち込みを減らす」「たまにお子さんがよく触るところを拭く」くらいは可能かと思いますが、親子では物理的に頻繁に接触しておりますし、実際のところ、頻繁な手洗いや清掃の必要性も効果も低いかと思われます。

しっかり睡眠を取ることやしっかり栄養を取ることは重要かと思いますし、咳や鼻水がひどかったら受診して相談されることも重要かとは思いますが、残念ながら、感染対策というとあまり無いのが現実かと思われます。

また、うがいについては、乳児は出来ませんが、ご両親がされることはそれなりに効果はあるかと思われます。ただ、うがいだけで感染を全部予防することは出来ませんので、あくまで予防策の一つということになります。また、ご指摘のように、イソジンうがいより「水うがいの方が効果がある」という報告があります(Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial,Kazunari Satomura,Am J Prev Med.2005;29(4))。こちらは予防についての効果となります。感染後の効果については、なかなかデータが出し難いかと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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2023年05月22日 20時47分


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