生後3週間の新生児について心配な症状

10歳未満男性

生後3週間の新生児です。

低出生体重児ながら現在はミルクもよく飲み順調に体重も増加中なのですが心配な点が2つあります。

相談事項は1つまでと記載がありましたが、もしも双方が関連性のある症状だったらと思い、いずれも記載させていただきました。ご迷惑でしたら申し訳ありません。

1.把握反射が少ない
新生児の手に私(親)の小指を置いても握ってくれません。
新生児の指の上に置いてみても、手のひら部分に置いてみても同じです。
新生児が寝てる時・起きてる時、色々な状況で試しましたが、5回に1回程しか握ってくれず、握ったとしてもギュッという感じではなく弱々しい感じです。

2.便の色が黄色い
便の色が母子手帳の便色カードの4番(濃い黄色)です。
母乳が多いと4番に似た色になるとネットで見掛けましたが、ミルク7割・母乳3割です。
また生後数日のみではなく、産まれた時から現在までずっとこの色なのも心配です。
1~3番は受診が必要だが、4番でも稀に病気の場合があると見掛けたので気になっています。

以上の情報を踏まえ、病気の可能性や、早急に小児科で検査等をお願いする必要性はありますでしょうか?

助産師さんによく泣くタイプの子と言われたこともあり、体調不良があるのではないか心配です。

回答済み

小児科

おはようございます。ご相談いただき、誠にありがとうございます。

生後3週間のお子さんにおける、把握反射がうまく出ないこと、便の色が黄色いことに関するご相談ですね。

低出生体重児でお生まれになられたということですので、色々とご不安な面もあるかと思います。それぞれのご質問についてお答えさせていただきます。


① 把握反射が少ない

把握反射は原始反射といって、生後4か月くらいまでのお子さんに見られる、反射としての動きです。確かに全くない場合には何らかの原因を考えることもありますが、把握反射自体の個人差もありますので、把握反射が少ないことのみで病的と判断することはあまりありません。

また、新生児の診察などをしていると、研修医の先生では全く把握反射が出ませんと相談されることもありますが、助産師さんや小児科医が診察すると概ね通常通り把握反射が出ることも何度か経験しています。

今の状態は緊急で受診を必要とするような印象ではないかなと思います。あえてコツなどを把握する必要もないかと思いますが、1か月検診のタイミングで担当の先生にご相談いただくことをおすすめします。


② ミルクの方が多いのに便の色が黄色(4番)くらい

便色についてしっかりご確認いただいていて、ありがとうございます。おっしゃる通り母乳栄養に比べて、ミルク栄養の方が便の色は緑色調になることが多いと言われています。これは栄養バランス上の問題と、ミルク栄養の方が便の回数が少ないことが多く、腸内に滞留する時間が長いことなどが関与していると考えられます。

現在は混合栄養ということですし、4番くらいで維持されている分にはあまり病的な印象ではありません。数日から1週間に1回程度写真などで便の色を撮影しておいていただき、比較していただくと少しわかりやすいかもしれません。

今後より白色調に変化してくる場合にはなるべく早めにご相談いただければと思いますが、こちらも現時点で急いで小児科を受診する必要はあまりない印象です。1か月検診でご相談いただければ良いのではないかと思います。


助産師さんによく泣く子だよと言われているということですが、ご家族にとって大変なことだと思いますが、よく泣くということはしっかり空腹を訴えることができているということでもあります。

全然泣かずに頑張って起こさなければ哺乳をしてくれないというパターンもありますので、お子さんごとの個人差(性格のようなものでしょうか)とお考えいただいてもよい段階かなという印象です。

もちろん、今後の体重増加や発達をみていくことはどのお子さんでも同じように大切であることはご理解いただければと思います。


なお、新生児の対応もしているような小児科には、いつでもご相談いただいても構いません。ご家族の心配が少しでも解消されることは育児上もとても大事なことですので、悩ましい場合にはかかりつけのクリニックを作っていただき、気になることはご相談いただければと思います。ただ、感染症の流行もありますので、受診する時間帯などは予めご相談いただくことをおすすめします。

もちろん今後もツイキュアでご相談をいただくことも構いません。


回答としては上記となります。まだまだ大変な時期かと思いますが、少しでもご参考になりましたら幸いです。

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2023年06月08日 08時51分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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