指名:Kenji Numata 先生

脳ドック結果の見方について

70代女性

75歳母、持病や薬は上記の通り、BMI21、運動習慣なし、血圧110/60前後、HbA1c5.6前後、尿蛋白1+、eGFR58です(専門医未受診)
昨年喫煙歴50年の父が脳梗塞になり、母は飲酒喫煙歴ないもののリスクがあるため今年脳ドック受診、後日郵送された結果は
MRI結果:両側大脳に白質病変
MRA結果:脳底動脈と小脳動脈の枝分かれする部分にわずかな隆起を認めるものの明らかな病変はなし
総合結果:B判定(軽度異常、日常生活に特に問題なし)
でした。

新型コロナ再流行により対面での説明はなく、自分なりに調べてみて、次のように理解したのですが、これでいいのか?という相談です。

大脳白質病変は
・ある程度は加齢によって起こるもので仕方ない(軽度なら心配はない)
・進行すると脳卒中や認知症を発症するリスクが高まる
・血圧や血糖値等生活習慣病の管理をすることが大切

脳動脈の隆起は
・大きく(3mm?)なれば「脳動脈瘤」となり破裂(くも膜下出血)の危険
・悪化させないためにはやはり生活習慣病の管理
・母の場合は「わずかな隆起」で、今のところ心配はない

総合判定と合わせて考えると、今まで通りかかりつけ内科に通院・きちんと薬を服用して持病をしっかり管理すること

というふうに解釈したのですが、よろしいでしょうか?訂正や補足などありましたらお願いします。

また、悪化させないために気をつけることはありますか?特に脳動脈隆起が心配です。
これから脳ドックはどれくらいの頻度で受ければよいでしょうか?

以上です、よろしくお願いします。

回答済み

一般内科

読ませていただく限り、解釈の通りでよいと思います。

明確なガイドラインがないのですが、多くの3㎜以下の脳動脈瘤はの合半年~1年に1回程度MRIでフォローし増大傾向がないか確認します。ただ、脳動脈瘤に関してフォローに関しては通常撮影した施設が、動脈瘤の形状などを評価しフォローの必要性、期間を説明します。恐らく質問者様は結果の紙をもらっているだけと思われるので、問い合わせたほうが良いと思われます。

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2023年09月22日 12時59分


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よろしくお願いします。
医師歴13年、救急を主にしていますが内科、小児科の経験もあります。
母国語の日本語に加え英語は医療面接が可能なレベル、中国語は日常会話レベル話せます。
よろしくお願いします。

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