お尻の上のくぼみ

10歳未満女性

3歳の娘のお尻の上に小さなくぼみ(ボールペンの芯を出さずにぎゅっとしてついたくらいの跡)があります。
歩行や排尿排泄も問題なく、足の指も動かせておむつもはずれています。
健診の際に相談したらたぶん大丈夫だけど、MRIが鎮静なしで撮れるようになったらやってもいいかもと言われました。

普段の生活でどの程度心配しておけば良いのでしょうか。
出生前検査で胎児の精密エコーを受けていますがそれも問題なしでした。
思春期になるとお尻を見せるのを嫌がりそうで、鎮静をかけてでも早くに検査した方が良いのでしょうか。
成長していくうちに症状が出ることはよくあることなのでしょうか。

回答済み

小児科

おはようございます。 ご相談いただき、ありがとうございます。 お尻の上のくぼみについてのご相談ですね。 まず、直接拝見させていただいているわけではないため、一般論にはなりますが、乳児期に検診で異常を指摘されていない程度であれば、多くはあまり問題がない範囲のくぼみかと思います。 しかし、検診時に便などでうまく見えなかったり、力が入ってしまってうまく診察できないこともないわけではないため、少し年齢が上がってから相談を受けることもあります。 お尻の上のくぼみ(専門的には腰仙部の皮膚陥凹)は、小さい頃にはわからないような脊髄の異常が、潜在的に起こっていないかを疑う所見の一つです。 ただ、正常でも浅いくぼみはあり、多くは精査をする必要はありません。何か気になる要素があるときに、MRIなどの精査を行います(乳児期であれば第一選択は超音波検査です)。 特に精査を勧めるくぼみは、穴のように見える深いものや毛などで奥が見えないもの、臀裂(いわゆるお尻の割れ目)より明らかに頭側にあるもの、臀裂が曲がっているもの、へこみ部分から液体の流出や感染があるものなどがあります。もちろん、それらがはっきりしなくてもご不安があれば検査を行うこともあります。 お子さんの場合に鎮静をしてでも早く検査をするべきかということは、やはり診察している先生との相談になるかと思います。鎮静も負担がないわけではないので、リスクと検査で得られる安心の兼ね合いで悩むことは小児科ではよくあります。 今の時点で日常生活における注意点などはありませんが、幼児期以降など身長がぐんぐん伸びてきた頃に失禁する場合や足の筋力が弱くなる、しびれ・痛みなどが出る場合には対応が必要になることがあります。しかし、頻度はさほど多くはありません。 お答えとしては上記となります。 ご参考になりましたら幸いです。

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2022年12月19日 09時48分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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