相談詳細

指名:音良林太郎@耳鼻咽喉科 MD, PhD 先生

喉の違和感があります

40代女性

8月にコロナに罹患し、幸いにも軽症で済みましたがその後、未だに喉の違和感が続いています。 痛みはなく、食べたり飲んだりしても痛くありませんが、片側の喉の奥の方に何かつっかえてるいような感覚があります。 その感覚は常にあるわけではなく、治まったりまた出てきたりします。日常生活に支障があるわけではありませんが、コロナ罹患と関係あるのでしょうか? コロナよりも前から時々喉が腫れて声が出なくなることがあるので、何か喉に問題があるのでしょうか?コロナ前に耳鼻科で診てもらった際には喉を痛めたのだろうと薬を処方され、それで回復しました。 考えられる病気がありましたら教えていただけますと幸いです。

回答済み

耳鼻咽喉科

ご質問ありがとうございます。8月にコロナ罹患後、数ヶ月経過するにもかかわらず喉の違和感が継続しているということですね。お話だけで診断は難しいですが、咽喉頭異常感症の可能性があるように思います。ただし、診断のために耳鼻咽喉科の受診をおすすめいたします。 まず、どのような病気が考えられるかお話しします。まずはコロナウイルス感染症を含む風邪や炎症です。この場合多くは一過性で、熱や咳などの症状を伴います。コロナウイルス感染症だとすると、喉の症状が10日以上続く事は極めて稀で、症状が出たり消えたりする事はありません。そのほかに喉の違和感を生じる疾患として代表的なものに逆流性食道炎、アレルギー性咽頭炎の可能性を考えます。逆流性食道炎では食後に症状が強くなったり、胃もたれを感じる事もあります。逆流性食道炎をしっかり診断つけたいと思う場合は、胃カメラが必要です。アレルギー性咽頭炎は花粉症などと同様にアレルゲンの暴露で症状が出現するもので、採血による診断を検討する事があります。 「のど」という器官は外界から直接食物を取り込む関係上、非常に感覚の神経が発達しています。特に病気と言えるような異常がなかったとしても違和感を感じることは珍しくありません。「なにかある気がする」という不安感自体が自分で症状を作り出してしまうことはよく知られています。この症状を咽喉頭異常感症と呼びます。この疾患の診断には他の疾患が存在しない、ということを確認する必要があります。 また、相談者様はコロナウイルス感染症の後遺症を疑っていらっしゃるかと思いますが、喉の違和感は報告が少ないので可能性はゼロではないものの、高くはないでしょう。コロナウイルス感染症後に喉の違和感が続くことを「慢性上咽頭炎」と表現する医師もしばしば見かけます。慢性上咽頭炎とは、鼻の奥の突き当りの部分に炎症がくすぶっていて、違和感を生じる諸症状のことを指します。相談者様の場合は部位としてやや異なる印象をもちます。 受診の順番としては耳鼻咽喉科による診察・内視鏡検査および採血によるアレルギーの検査を受け、異常がなければ胃カメラをおこなう事のできる内科を受診するというのがおすすめになります。 以上回答させていただきます。この回答がお役に立てば光栄です。またわからない事があればいつでもご相談下さい。

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2022年12月26日 11時37分


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耳鼻咽喉科専門医•指導医の音良林太郎@耳鼻咽喉科です。みみ、はな、のどの病気や、首の腫瘍など、気になることはなんでもご相談下さい。専門は耳科、聴覚ですが、めまい、鼻、頭頸部腫瘍、甲状腺なども扱います。

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