相談詳細

子宮摘出について

40代女性

子宮筋腫、腺筋症、ナボット嚢胞があります。ナボット嚢胞は11年前より大学病院で経過観察で6年前より地元のクリニックに移動し経過観察を続けています。
地元のクリニックでは、嚢胞の旨は伝えてありますが、筋腫と腺筋症を中心にいつも話されています。
3ヶ月から半年に一回経過観察をしていて、サイズが前後するようですが、今日の計測では3.5✖️3.5と言われました。

筋腫の位置がイマイチなこと、10月に1ヶ月の不正出血があったこと
(子宮頚がん検診陰性、その後止まってます)貧血の検査は1月に計測した値はヘモグロビン11.6、ここのところ11から12を行ったり来たりです。

お医者さんは、10月の不正出血、筋腫を鑑みて子宮摘出はどうか、その場合は他の病院に行った方がよいということをおっしゃっています。ただ、私が手術はできるだけ避けたいのでできるだけ経過観察で経過を見ていきたいと伝えてあります。
直腸摘出既往歴があるので、子宮摘出で排尿コントロールも難しくなるのはものすごく避けたいと思っているからです。

生理は10月の不正出血以外はここ何年もずっと、基本ほぼ同じサイクルで来ることが続いています。

子宮摘出にメリットはあるのでしょうか

回答済み

産婦人科

ご質問ありがとうございます。 ご年齢が40代との事ですが、閉経まで子宮筋腫及び子宮腺筋症による症状とお付き合いする事が苦痛でなければ、必ずしも子宮摘出を行う必要はないかと思います。 ただ、想定される閉経までの期間が長ければ、子宮筋腫及び子宮腺筋症の症状は徐々に悪化する可能性が高いです。 多くの方は平均的には48-52歳で閉経を迎えますが、例えば40代前半であれば子宮摘出によるメリットを感じられる方が相対的に多いと思いますし、40代後半であれば子宮を摘出せずにホルモン療法を行いながら閉経を待つという方法が一般的です。 また、子宮摘出後の排尿コントロールを懸念されていますが、子宮筋腫や子宮腺筋症の増大により、膀胱が圧迫されて排尿コントロールが難しくなる方もいます。 最終的には現在のご年齢とエコー所見と症状との兼ね合いでの総合判断になります。 子宮摘出をするもしないも一長一短なので、主治医とよくご相談されるのが良いかと思います。 少しでもご参考になれば幸いです。

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2023年02月03日 11時05分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。
ご質問ありがとうございます。 子宮筋腫、子宮腺筋症、ナボット嚢胞があり、子宮筋腫の位置と不正出血がある事で子宮摘出を提案されているがメリットはあるか、というご相談ですね。 検査データ、子宮の画像を確認しておりませんのでなんとも言えませんが、ご相談された内容のみでお答えします。あくまでもご参考にとどめて頂き、最終的には主治医と相談して頂けたらと思います。 現在、不正出血があっても頻度がとても少ない事、著明な貧血がない事(鉄剤を服用しない状態で)、月経で特に現在困っていない事、そして悪性疾患を疑われておらず、ご本人様が子宮を温存するご意向が強いようであれば、積極的な子宮摘出をしなければならない理由はあまりないかと思います。 また直腸の手術をされているとの事で、癒着も想定されますので、もし手術をされるのであれば慎重に画像検査で確認するべきケースだと思います。 ただもし過多月経など困っている事があれば手術も検討していいと思います。閉経は50歳だと思っている方も多いですが、人によって56歳くらいまで閉経しない人もいるのです。 ただ、施行した癌の検査は子宮頸癌の検査のみでしょうか。エコーの初見にもよりますが、場合によっては子宮体癌の検査もしても良いかと思います(ただし子宮体癌の検査は偽陰性となる事も多く、子宮頸癌の検査ほど正確ではありませんが)。 またナボット嚢胞があるという事で、こちらも大きさや数、子宮頸部のエコー所見にもよるのですが、MRI検査などは行っているのでしょうか。エコーでその必要がないと判断した際はもちろんMRIはしないのですが、あまりにも頸部の嚢胞の数が多かったり大きさがある場合、おりものが大量の場合はLEGH(分葉状頸管腺過形成)を疑い、MRIを施行する事があります。LEGHは画像のみで診断する事が難しいため、疑う場合、挙児希望がない場合には子宮摘出を検討します。LEGH自体は良性なのですが、悪性との鑑別が困難で、子宮摘出したら悪性疾患だったという事もあるので子宮摘出を検討します。 画像を確認しないとわからない要素が多いため、あくまでも担当医とよくご相談されるのがいいかと思います。頸部嚢胞に関しては、LEGHは特殊なケースであり、MRIを撮影する必要がある可能性を考えると、ご心配であればセカンドオピニオンもご検討下さい。 以上ご参考になれば幸いです。 また何かご心配な事があればいつでもご相談下さい。

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2023年02月03日 11時39分


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YouTuber、産婦人科専門医、指導医、がん治療認定医、性教育認定講師です。生理、更年期、癌、セックス、婦人科形成手術、なんでもご相談ください。
【質問時】婦人科検診歴(子宮頸癌検診、エコー、性感染症などの時期と結果)、現在の使用薬の種類、量をご記載下さい。

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCVR9XnYBIQ4OlGmFPUNGGVQ

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