相談詳細
指名:こどアレ@小児科医|アレルギー専門医 先生
血液検査の必要性について
10歳未満男性
回答済み
ご指名でのご相談ありがとうございます。 4歳のお子さん、血液検査の必要性について、「発熱が1週間持続、コロナ・インフル・アデノ陰性、鼻水・咳ひどい、呼吸速い、腹痛あり、昨日受診した際には酸素濃度も胸の音も問題無かった、抗生剤内服中、血液検査はしないのか?」というご質問でした。 血液検査が必要かどうかは、もちろん診察所見にもよりますが、病気として何を疑うか、あるいは何を否定したいかもありますし、病院とクリニックの違いもありますし、年齢、週末に近いかどうか、医師の方針の差なども関係してくるかと思います。元気が無い、水分が摂れない、熱源がはっきりしない、川崎病などの入院を要する病気を疑う、などの場合は発熱が持続してなくても血液検査をしますし、発熱が1週間続いていても元気で水分が摂れてて症状から細菌感染症を疑わないようでしたら血液検査をしないこともあります。 お子さんの場合、発熱が持続し、咳がひどい・呼吸が速いなどの症状があるようですので、胸部レントゲン写真を撮影したり、元気や水分摂取の具合によっては血液検査をすることはあるかと思います。明らかに咳が多い場合には、ウイルス性の気管支炎や二次性の細菌性の肺炎などを疑うことが多いかと思います。ウイルス性の気管支炎、例えば、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなど咳風邪ウイルスによる気管支炎の場合には、1週間ほど発熱が続くこともあります。ただ、やはり二次性の細菌性肺炎の評価のために胸部レントゲン写真を撮られる先生は多いかと思いますし、僕も撮るかと思います。ただ、どのような検査をするかは、やはり、診察された先生にしかわかりません。今後元気や水分摂取、何らかの症状、などが悪化するようであれば再度受診される良いかと思います。
2023年02月18日 11時06分