相談詳細

ピルの使用および血栓症について

40代 女性

こんにちは。 現在47歳になる女性です。 数年前より更年期?のような心身の不調があり、先日更年期外来を受診しました。 症状は怠さ、疲れ、時々ふわふわ感、肩こり、手指の関節の痛み、抑うつ感etcホトフラはありません。 なお精神症状(不安抑うつ)が強めで、そちらは心療内科でメイラックスを処方されております。 月経はまだ月に1度あります。月経痛、量はその月により多少ばらつきがあります。調子は月経前〜月経中のが悪い気もしますが、月経に関係なく調子が悪いこともあります。 ホルモン検査、甲状腺や膠原病などないか採血で一通りチェックしたところ、特に異常はなく。ホルモン値もfshが3.5、エストラジオール143、まだ更年期の値ではないとのことでした。 なのでよく更年期に使われるパッチでなく、pms、pmddの診断となり超低容量ピルを使ってみましょうとのことでジェミーナを開始しました。 病院でも使用の注意点、血栓症の話は聞きましたが、 改めて自宅で使用の注意書きなどを熟読していたら、血栓症のことが強調されていて、この年齢で飲んで良いものか不安になってきました。 まだ1週間ほどの内服です。 処方できない対象のタバコや高血圧などにはあてはまってはいないのですが、40代後半でもジェミーナを使用している方は実際いらっしゃるのか、飲んでいて大丈夫なのか不安になりご質問させて頂きました。 ジェミーナで40代の方が脳梗塞で死亡してる例をネットで目にしてしまい、それも不安材料になってます。 ちなみに20代から30代の半ばまでトリキュラーを飲んでいたことはあります。 それ以降、ピルの内服はしておりません。 また、更年期に使われている命の母、エクエル、加味逍遙散なども試したことはありますが、効果はあまりわかりませんでした。先生には話しました。 処方してくださった医師は更年期の専門医もとられていらっしゃる先生で、診察の際も更年期についてもpmsやpmddについても、私の状態についても詳しく説明してくださいました。 自分でも血栓症に注意し、水分補給や下肢を動かす、着圧靴下など履いたり注意はしたいと考えておりますが、他に日常生活で注意すべきことはありますでしょうか。 もともと不安が強いため、他の医師の見解もお聞きしたく質問させて頂きます。よろしくお願いします。

回答済み

産婦人科

ご質問をいただき有難うございます。 ネット上には色々な情報があるため、非常にご不安かと思います。 現在内服されているジェミーナは、 LEP(Low dose Estrogen Progestin)製剤に分類されます。 ここで、一般的な血栓症に関連するLEPの慎重投与例を挙げさせて頂きます。 「OC•LEPガイドライン(いわゆるピルのガイドラインです)」によると、一般的には40歳以上の未閉経者では慎重投与として、閉経以降または50歳以上と投与しないとされています。 (ここで、無月経となり1年未満でも、血清FSH値が40IU/L以上、E2(エストラジオール)が20pg/mL未満では閉経と診断されます。) 上記のように、閉経と診断されればOC•LEPの適応はありません。 かかりつけの医療機関を受診された際に、問診票を記載頂いたかと思いますが、一般的にはその問診票や実際の問診で慎重に適応を決めます。 OCやLEPを使用出来ない場合には(適応基準から外れている際には)、他の選択肢として「IUS(ミレーナ)」と「IUD(避妊リング)」を検討します。 40台でも状況によりLEPを使用することはありますが、心配な際にはかかりつけの先生と、ツイキュアに記載頂いている様な具体的な心配事項をよくご相談頂くことをお勧めいたします。 次に下肢静脈血栓症の予防としては、肥満予防や、長時間の移動の際の脱水予防、同一姿勢による動かない状態、アルコールを避ける、弾性ストッキングの着用などがあります。 更に低容量ピル内服時には、中性脂肪、総コレステロールなどが有意に増加すると言われています(※)。 ※ Effect of injectable and oral contraceptives on serum lipids.Obstet Gynecl 2009;114:786-794(Ⅲ) そのため脂質異常症には注意する必要があります。こちらはかかりつけの医療機関でも定期的な検査をされているかと思います。 また、今後注意するべきこととしては、深部静脈血栓症の初期症状としてACHESというものがあります。 ACHESとは(腹痛,胸痛,頭痛,眼症状,下肢痛:abdominal pain,chest pain,headache,eye disorders,severe leg pain)の頭文字から取ったものです。 頭痛や上記の症状、下肢(片足)の腫脹などにも留意して頂き、認めた場合には速やかに主治医の先生にお伝え下さい。 以上になりますが、少しでもお役に立てましたら幸いです。 もし説明に御不備があったり、わかりにくい箇所がありましたらご遠慮なく仰って下さい。 どうぞお大事になさって下さい。

2021年11月16日 18時55分


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