指名:鋼の整形外科医 先生

両膝の痛みが続く

30代女性

2ヶ月ほど前、子ども(現在7ヶ月)のお世話のため椅子から床中心の生活にシフトした辺りから両膝の具合が悪いです。

・立っていると膝に荷重がかかっている感じで重だるく、椅子に座ったり横になっていると膝の上の方(太もも寄りの方)にひりひりした痛みを感じる。
・床から立つ時や、膝の曲げ伸ばしをすると膝のお皿の上辺りがミシミシ鳴る。子どもを抱いてあやしているときも頻繁に膝がパキッと鳴る。

私は基礎疾患で好酸球性筋膜炎があり、膠原病内科にかかってステロイドを3年間服用しています(20ミリ→現在9ミリ)。
先週の定期受診時に症状を伝え、膝のX線は異常なし。エコーで両膝の関節内部に軽い炎症があると言われましたがCRP、赤沈、IgG等上昇なく、再燃を強く疑う状態ではないが念のため…と、ステロイドは減らさず経過観察になりました。

私としては、耐え難い痛みではないにしろ、原因が分からないことが不安の種になっています。整形外科にも相談しようかと思い始めたのですが、両側性、安静時の痛みは内科的疾患を疑うという情報をネットで見て受診を迷っています。

育児動作のような物理的な負荷で関節炎が長引くことはあるのでしょうか?それとも私のような症状は、あまり整形外科的ではないのでしょうか。

宜しくお願い致します。

回答済み

整形外科

両膝関節痛のご相談についてのご指名ありがとうございます。

ご相談内容にあった「・床から立つ時や、膝の曲げ伸ばしをすると膝のお皿の上辺りがミシミシ鳴る。子どもを抱いてあやしているときも頻繁に膝がパキッと鳴る。」というのは内科的疾患よりも膝関節内で何かしらの問題が生じている可能性が高く整形外科受診が望ましいと考えられます。

一般的には30歳代女性の方で両膝が痛み時々パキッと鳴る場合、両膝の円板状半月板は考えられます。膠原病治療でステロイド剤を使用されている場合では、膝関節周囲の骨壊死なども鑑別の候補に挙がるかと考えます。

また、例えば出産前後に体重増加が生じ、元々O脚があるような方の場合は若年ではありますが内側半月板損傷などを生じて早期の変形性膝関節症が始まっているケースもあります。

好酸球性筋膜炎の方の膝痛については経験が少なくコメントできず申し訳ありません。

上記に記載した内容は膝に問題がある場合に考えられる疾患の候補であり、「・立っていると膝に荷重がかかっている感じで重だるく、椅子に座ったり横になっていると膝の上の方(太もも寄りの方)にひりひりした痛みを感じる。」という場合には膝関節疾患ではなく腰椎疾患等も考慮します。

ツイキュアでのご相談でお答えできる疾患については限界がありますので、まずは整形外科外来受診をお勧め致します。文章だけのやり取りをする私のようなネット上の医師よりも、直接診察して身体所見を診る医師の方が何百倍も良い診断をしてくれると思います(ヤブ医者を除く)。

膝関節専門医としてご相談主さんの膝痛が改善することを願っています。お大事にしてください。

ご回答ありがとうございます。整形外科に行く決心がつきました!

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2023年06月12日 22時40分
編集済み


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膝関節、肩関節、スポーツ障害が専門です。
日本整形外科学会(日整会)専門医
日整会認定スポーツ医
日整会認定リハビリテーション医
日本スポーツ協会公認スポーツ医

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