相談詳細

妊活における葉酸について

30代 女性

現在、第二子妊娠に向けて妊活をしております。 葉酸について調べていたところ、分からないことがあり、正しい情報を教えて頂きたく投稿させていただきます。 どうぞよろしくお願い致します。 葉酸について、以下のような情報を見ました。 ・葉酸には、葉酸(Folic Acid)と葉酸塩(Folate)がある ・葉酸(Folic Acid)は体内でそのまま機能せず、代謝経路を経ないと利用できない ・Folic Acidを代謝するまでには時間がかかるうえに、日本人はこの葉酸の代謝がうまくできない体質の人の割合が高い(40〜50%) ・日本で販売されている葉酸サプリメントはFolic Acidで、Folateの葉酸サプリメントは海外から取り寄せないといけない これらの情報は正しいものでしょうか? 一応、海外の通販サイトから葉酸塩のサプリメントを取り寄せたのですが、そもそもこの情報が正しいのか知りたいと思っていました。 こういった情報があるにも関わらず未だに葉酸のサプリしか販売されていないのはなぜか、と疑問にも思っています。(正しい情報ではないからなのか…?と) 調べている間に出てきた記事のリンクを以下に記載します。 http://www.yuiclinic.com/information/6741/ (産婦人科のブログで大変詳しく記載があります。ホメオパシーに関わりがあるのが気になりますが、、) https://sunchlorellashop.jp/interview/ http://heian-do.net/blog/657/ https://corapia.net/blog/992/ https://www.sora-hari.jp/news/wp-content/uploads/2019/06/葉酸について.pdf (これら4つのサイトは特定の商品の販売サイトです) 長くなってしまい申し訳ありません。 お忙しい中恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い致します。

回答済み

産婦人科

ご質問頂き有り難うございます。 また、ご返信が遅くなりご心配をおかけして申し訳ありません。 ご質問頂いた点にお答えさせて頂きますが、ブログ等ではなく(ブログですと色々な情報が錯綜しており、どの情報を入手すれば良いのか分からなくなってしまうことがあるためです)、日本産科婦人科学会の産婦人科ガイドラインや米国のガイドラインなどに基づいてお答えさせて頂きます。 ************* ・葉酸には、葉酸(Folic Acid)と葉酸塩(Folate)がある →こちらはその通りです。食品中の葉酸の大半はポリグルタミン酸型(Folic Acid)として存在し、サプリメントとして使用されているものはプテロイルモノグルタミン酸となります。 ・葉酸(Folic Acid)は体内でそのまま機能せず、代謝経路を経ないと利用できない →少し具体的に記載しますと、食品中の葉酸の大半であるポリグルタミン酸型は、サプリメントで使用されているプテロイルモノグルタミン酸型と比較して、加熱処理で活性が失われやすいとされています。 少し難しい用語で"相対生体利用率"という言葉があるのですが、サプリメントで使用されているプテロイルモノグルタミン酸型は相対生体利用率は50%とされています。 そこで相対生体利用率を加味して考えると、相談者様のような「これから妊娠を考えている方」へは、ガイドライン上「1日0.4mgのプテロイル型グルタミン酸の補充(内服)」が勧められています。 ・Folic Acidを代謝するまでには時間がかかるうえに、日本人はこの葉酸の代謝がうまくできない体質の人の割合が高い(40〜50%) →上記に記載した通りで、この代謝を加味した用量を内服していれば問題ありませんので、過度のご心配は必要ありません。 ・日本で販売されている葉酸サプリメントはFolic Acidで、Folateの葉酸サプリメントは海外から取り寄せないといけない →1日0.4mgのプテロイル型グルタミン酸を、これからかかりつけにされる産婦人科に処方頂けましたら宜しいかと思います。プテロイル型グルタミン酸はいわゆるビタミンB9のことです。 サプリメントは非常に多くのものがあり、迷われる方が一般的に多くいらっしゃいます。また、サプリメントの種類によっては葉酸だけではなく、過剰摂取によって胎児に影響にあるビタミンAなど複数のものが含まれています。(適切な量であれば問題ありません) 以上をまとめますと、かかりつけのクリニックでご相談の上、プテロイル型グルタミン酸型の葉酸を1日0.4mg、妊娠が成立する1ヶ月以上前から内服して頂く事をお勧め致します。(なお、上限は1日1mgです。米国では1日0.4mg-0.8mgの葉酸摂取が推奨されていますが、過剰に内服する方もいらっしゃるので、母体への過敏症の影響も鑑みて、上限が定められています。) 以上につきまして、ご参考になりましたら幸いです。 一度上記の内容で、かかりつけの産婦人科のクリニックでもご相談頂けましたら幸いです。 また、今後の妊娠経過を心よりお祈り申し上げます。

2021年08月31日 01時05分


参考になりましたか?
ハートを贈り産婦人科医とみー先生をサポートしよう!

産婦人科専門医。特に産科領域・婦人科領域に関するご相談を受けさせて頂いています。