指名:たぬきち 先生

子宮がん検診について

40代女性

40代前半です。子宮がん検診(子宮頸がん)を毎年うけることにしていますが、HPV陰性で検査後から一度も性交渉なくても子宮がん検診は受けたほうがいいのですか?

稀にHPVが原因でない子宮頸がんがあるというようなことをネットでみましたが、そういう理由で子宮がん検診はコンスタントに受けたほうがいいのでしょうか。

回答済み

産婦人科

お待たせ致しました。

ご質問及び詳細な状況をお伝え頂き、ありがとうございます。


性交渉経験があればハイリスクHPV検査が陰性であっても、偽陰性の可能性(たまたま検出できていない可能性)や、頻度が低いハイリスクHPVなどを捕捉しきれていない可能性もあります。

HPVワクチン接種率が高い海外の国では、ハイリスクHPV検査が陰性の方の検診間隔を空けていく方針の国もありますが、日本は全くその段階に達していません。

2年に1回は子宮頸がん検診を受けるようにしてください。


また、あくまで性交渉経験がない方の場合ですが、HPVが原因ではないごく一部の子宮頸がんはきちんと検診を受けていても検出できず、がんがかなり進行した状態で発見される事も多いので、検診そのものの有効性が疑問視されています。


上記の回答で、少しでもお力になれれば幸いです。

7

2023年08月13日 10時41分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。

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