指名:たぬきち 先生

円錐切除後のリスク

30代女性

初めまして。昨日、円錐切除術をうけた30代前半です。
3人目の妊活中にうけた細胞診でASC-USとなり、HPVハイリスク陽性、組織診CIN3とわかり手術を受けた次第です。

一旦は今対処できることが出来たということで安心しているのですが、Twitterで子宮頸がんになった場合30%がお亡くなりになるという記載を拝見して不安になっております。
自分で論文等を検索して調べるべきとは思っていますが、もし可能でしたら円錐切除術後に再発する割合、その後可能な治療(子宮摘出?)、そして死亡率等の統計をもしご存知でしたら教えていただけますでしょうか。
3人目を希望していますが、すでにいる2人の乳幼児を育てることを最優先と考えており、その旨先生にも伝えてしっかり切除して頂いているものの、すでにハイリスク感染しており、出来ることも定期検診くらいしかなく不安でたまりません。
また何か再発を防ぐためのアドバイスなどございましたら教えて頂きたく存じます。
お忙しいところ恐れ入りますがもしお時間ございましたらご回答頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。

回答済み

産婦人科

ご質問及び詳細な状況をお伝え頂き、ありがとうございます。


CIN3で円錐切除術を受けているとのことですので、術中所見や病理所見などは主治医にご確認を頂くのが良いかとは思います。

それを踏まえてですが、数%ほどは再発の可能性はあります。

学会の情報も添付します。

http://jsco-cpg.jp/guideline/06.html

ただ、定期受診さえしていれば、再発した時点で子宮摘出をすることによって、死亡リスクは限りなくゼロになります。

お子さんの事も考えるとご不安になるかとは思いますが、定期検診をきちんと受けて頂いて、それ以外の時はあまり疾患の事は気にせず、過度に今後を心配しないのが最も良いかと思います。


上記の回答で、少しでもお力になれれば幸いです。

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2023年08月16日 18時08分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。

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