指名:おると🔨🐦整形外科医 先生

脳脊髄液減少症?

50代女性

はじめまして。
季節の変わり目や気圧の変動で昔から首がこり時には肩や肋間神経まで張り重苦しくなります。原因は小学生の時に自転車で横転し大怪我をし、自転車で移動中にバイクの接触事故で横転してからは特に酷いのです。
知人から脳脊髄液減少症だから診てもらった方がいいと言われ脳神経外科を受診しましたが、グレーゾーンな名称で診断は出来ないとの事でした。日本には数名程度の医師が診察してくださるそうですが髄液と聞き怖くて受診出来ません。有効なら受診したいのですが(最近芸能人にも脳脊髄液減少症の記事を読みました)先生のご意見頂きたくお願いします。鞭打ちの後遺症が曖昧でとても辛いです。胃が荒れるので極力鎮痛剤は飲まない寝ています。対処法に悩み受診すべきか悩みます。よろしくお願いします。

回答済み

整形外科

初めまして!整形外科のおるとと申します。 長年の症状、さぞかしお辛いことでしょう。 脳脊髄液減少症に関しては未解明な部分も多く、文献も限られていますが、ある程度症状や画像所見などは確立してきています。 急性期の主症状は、起立時の頭痛が最多で重要です。 そのほかに、頚部痛、悪心、めまい、耳鳴、視覚異常などを伴うこともあります。 慢性期の症状としては、 ①頭痛(起立性が主)、頚〜腰痛、四肢痛などの疼痛症状  ②全身倦怠感、易疲労性 ③めまい、耳鳴、視力低下などの脳神経症状その他に顔面痛や違和感、咽頭違和感、顎関節症状など ④動悸、息切れ、消化器症状(悪心、食思不振、下痢など)、体温調節異常などの自律神経症状 ⑤注意力低下・記憶力低下、うつなどの高次脳機能症状 ⑥その他:不眠、易感染性、内分泌症状など など多岐にわたりますが、基本的には①②に加えて③〜⑥のいくつかの症状を、連日性かつ長期間にわたって訴えることが多いとされています。 ただし、外傷や他病態を合併している場合には、このような症状が「脳脊髄液減少症」によらない場合もあるため注意が必要です。 画像初見に関しては、平成23年10月に「脳脊髄液漏出症画像判定基準・画像診断基準」が、日本脳神経外科学会、日本神経学会、日本整形外科学会、日本頭痛学会、日本脳神経外傷学会、日本脊髄外科学会、日本脊椎脊髄病学会、日本脊髄障害医学会などの了承・承認のもと作成されています。 病気としっかり向き合うためには、兎にも角にも診断をつけることが必要となります。 ご友人の「脳脊髄液減少症だから診てもらった方がいい」というセリフはあくまでアドバイスであり、診断ではありません。 「かもしれない」という現状に怯えるのは、精神的にもストレスになります。 まずは整形外科などを受診してみてはいかがでしょうか?

ありがとうございました。
やはりそうした病名は存在するのですね。
きちんと治療してくれる病院に受診してみたいと思います。

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2022年04月18日 07時26分


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