妊娠初期に受けたストレスによる発達への影響について
30代女性
現在妊娠15週2日の31歳女性です。本日妊婦健診に行き、胎児が元気で全て問題ない、と確認出来ました。
ですが、1点懸念点があります。
妊娠初期の間(妊娠発覚から10週ぐらいまで)、親族関連のトラブルがあり、強いストレスをずっと抱え続けていました。
妊娠初期に受けたストレスが胎児の神経系への発達へ影響を及ぼすとネットで今日知ったのですが、どこまで心配すべきものでしょうか。NIPTなどを受けるべきでしょうか。(NIPTを受けたら、通常の診察では分からないレベルの神経系の異常などが分かるものですか?)
尚、11週頃からはストレスのほぼ無い生活になっています。
どうぞよろしくお願いします。
回答済み
ご質問、ありがとうございます。
お腹のお子さんのことを心配されるお気持ちは非常によくわかります。かなり私見も混ざりますが、回答させていただきます。
確かにおっしゃる通り、妊娠初期の母体のストレスが赤ちゃんの神経発達に影響を及ぼすという報告はあります。ただしストレスがかかった方の赤ちゃんがみんな問題になっているということではありません。例えばつわりがひどい人だったり、震災などにあわれてしまった場合など、妊娠初期のストレスが強くかかっていると思いますが、皆調子が悪いわけではありません。元気に問題なく生まれて育っている子の方が圧倒的多数なのです。
次にNIPTについては、認可施設では13、18、21トリソミーのみが対象ですので、ご質問の内容は検査を受けても全くわかりません。妊娠15週とのことですが、羊水検査でもわかりません。非認可施設でのNIPTであったとしても、妊娠中のストレスという環境因子による、あるかどうかもわからない変化を、意味のある形で検査結果として得られることは無いと思います。
また、橋本病に対してチラーヂンを飲んでいることは、赤ちゃんの神経発達にとって有用です。もし仮にチラーヂンを飲むことを疎かにしていたら、その方がストレスよりもよっぽど赤ちゃんにとっては困ったことであったでしょう。
不安を煽るような内容がネット上には溢れていますが、そう悲観的にならず、お腹の中の元気な赤ちゃんを大事に育てていこうと前向きに考えるのも良いかもしれません。
どうしなさいということは言えませんが、考え方の一例をお示ししました。少しでもお役に立てれば幸いです。
2024年02月05日 16時37分