幼児の新型コロナワクチンについて
10歳未満男性
5歳男児です。
これまで2022年にワクチン2回接種後に新型コロナに罹患、その後3回目を接種、2023年10月にワクチン接種しています。
最近また保育園でコロナが増え始めたのですが、現在抗体としてはどの程度残っていそうでしょうか?
秋接種が始まったら自費で受けるつもりなのですが、それまでに罹った場合が心配です。
この接種歴であれば重症化や重篤な後遺症、また最近言われているIQの低下や1型糖尿の発症などのリスクも多少は抑えられているのでしょうか?
ご意見をお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
回答済み
幼児の新型コロナワクチンについて、ご指名でのご質問ありがとうございます。5歳のお子さん、「2022年にコロナワクチン2回接種後に新型コロナに罹患、その後3回目を2023年10月に接種、秋接種が始まったら接種する予定、現在抗体としてはどの程度残っていそうか?この接種歴であれば重症化や重篤な後遺症、IQの低下や1型糖尿の発症などのリスクも抑えられるのか?」というご質問でした。
しっかりワクチンを接種されていて素晴らしいと思います。現在のお子さんの抗体レベルは解りませんし、お子さん自身の重症化や後遺症の発症リスクについてはどなたにも解らないということはご理解頂いた上で、一般論として僕の推測でご回答させて頂きます。まず、そもそもの話になりますが、今後のコロナワイルスの変異がどうなっていくか、お子さん周囲での流行状況、お子さんやご家族の感染リスク(登園や公共交通機関の利用、不特定多数の方との接触など)などにより、感染するかどうか、感染した場合の症状なども変わっていくかと思います。
現在の我が国のコロナワクチンの考え方としては、重症化リスクの高い65歳以上の方あるいは基礎疾患を有する60-64歳の方を対象に定期接種を年1回行うというとして方針ですので、それ以外の方やお子さんに関して、任意接種にて年2回以上も接種するようには提案されてはいませんので、秋接種まで接種されない方の方が多いかと思われます。もちろん接種されても良いかとは思いますが、個人的には任意接種でもありますし、秋接種で良いのではないかと思ったりします。
また、コロナワクチンの接種により後遺症の発生率が下がることはこれまでに報告されておりますので、ある程度は期待出来そうですが、もちろんワクチン接種された方にも後遺症が出る可能性はあり、具体的なお子さん自身の重症化リスクや個別の後遺症の発症リスクについてはわかりません。ただ、未接種のお子さんよりは重症化や各種後遺症のリスク自体は下がっているのではと思われます。
長く書いてきましたが、あまり内容の無い回答で申し訳ありません。結局、個人的には、「それなりの効果はありそう、次回は秋接種で良いのでは無いか」という意見となります。かかりつけの先生やご家族ともよくご相談ください。
2024年07月01日 13時35分
参考になりましたか?
ハートを贈りこどアレ@小児科&アレルギー先生を
サポートしよう!
*小児科の回答は複数の先生でされておりますので、僕は主にご指名でのご質問にお答えしております。