相談詳細
指名:=Dr. NK=子どもの心の相談室 先生
虐待経験者への対応
40代女性
回答済み
ご指名ありがとうございます. 本当に繊細でデリケートな内容だと思います. まずはじめに, 今回の回答は実際に不眠や疼痛を抱える当事者の方に向けた回答ではなく, 当事者のお知り合いの【相談者様向けの回答】であることをお伝えできればと思います. 当事者の方へのコメントと,当事者の周りの方(今回で言えば相談者様)に向けたコメントは異なるのです. 「鎮痛剤全部飲んだら死んで楽になるのかな」というセリフについて →死を連想させるような言葉(医学的には希死念慮と言います)であり, 医療者が聞いても怖くなります. 「衝動的にやらないように家には薬を少ししか置かないようにしている」というセリフについて →ご自身の希死念慮や衝動性の危うさを, 当事者の方もご自分で理解し, 具体的な行動レベルで実践しているのだとも思います. その点は相談者様にも少し安心していただければと思います. 当事者の方が意識的に相談者様に上記の言葉をお伝えしたのか, それとも無意識に出てしまったかはわかりません. ただ一つ言えることは, 当事者の方への対応は, 医療者でも迷いますし, 医療者でも非常に慎重な判断が求められることは事実です. 大事なことは相談者様が一人で抱えないことです. おそらく, 一人の知人・一人の医療者とのやり取りで 解決することができないレベルのトラウマ・精神病理なのだと思います. 当事者の方にも, なんとか行政・医療に繋がって欲しいです. 収入がなくても, 生活保護など行政による経済的な支援も得られます. いきなりでは反発を受けてしまうかもしれませんが, 少しずつそのような情報を伝えていくことが, 相談者様にできることなのではないかと思います. 改めてですが非常にデリケートなテーマであるため, 上記のように回答をさせていただきました. よろしくお願いいたします.
2023年02月22日 20時50分
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です.
【公認心理師】の資格も保有してます.
3次救急を行っている当直医としても働いています.
お産の立ち会いにおける新生児の蘇生, けいれん, 呼吸器感染症, 喘息, 胃腸炎の対応なども行っています.
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