指名:Tatsu Ogawa*生殖医 先生

不妊治療について

30代女性

現在不妊治療中です。
夫婦共に30代前半で不妊検査に異常はありませんでした。
タイミング療法を3回後、人工授精を1回終えたところです。
通院中のクリニックでは毎回経膣エコーのみの診断で排卵日を予測しています。
1回目のAIHでは、生理開始から11日目にエコーをして、HMG投与。翌々日にAIH実施しHCG投でした。
インスタ等で他の方の治療の方法を見ると、タイミング療法・人工授精の方でも採血や検尿、内服での治療をされている方を見受けます。
もちろん個人差があり、治療法や検査が変わるのは理解しています。ただ、他の病院やクリニックに通院したことがないので、私のように経膣エコーのみでの排卵予測をするのか、標準的なのか気になります。
原因不明の不妊で検査に異常が無かった場合にはエコーのみでの排卵予測だけで排卵日を正確に見ることはできるのでしょうか?

お忙しいと思いますがご相談に乗っていただけると幸いです。

回答済み

産婦人科

ご指名ありがとうございます。

排卵日の予測に客観的に用いやすいのは、やはり経腟超音波検査による卵胞径の測定と、尿LH検査ですね。この2つを利用している施設が多いかもしれません。

卵胞径については以前の私のツイートも参考にしていただけたらと思いますが、月経周期が順調だと20-22mmで自然排卵し、年齢が上がって卵巣予備能が低下してくると17mmくらいで排卵してしまうようになることもあります。尿LH検査は排卵前に陽性→陰性と変化するので、自宅で厳密にやるのであれば肝心な時期には12時間毎くらいで行い、陽性のピークから12-18時間後に排卵するというイメージです。

例えば日中の診察で20mmでLH陽性であれば、その日の夜間から明け方に排卵すると考えます。もしLHの情報がなければ、2日後くらいまでには排卵かなーとか、HCG注射すれば40時間後に排卵かなーとか、推測します。

卵胞径だけで判断するのがダメということはなく、検査は複数に増えるほど判断材料にはなりますが、その分だけ手間とコストがかかりますので、通院されている施設の先生は卵胞径だけで必要十分だというお考えなのかもしれませんね。ご心配であれば次回の受診時にでも主治医にも相談してみてください。

また、特に検査で何も異常がなければ内服や注射は必ずしも妊娠率を上げるものではなく、上記のHCGのようにタイミングや人工授精と排卵の時間関係を調節する目的でも使われたりします。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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2023年04月26日 12時34分


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産婦人科、専門は生殖医療です。日常の診療では主に、一般不妊治療、生殖補助医療、不育症、がん生殖医療、PGTを含めた遺伝カウンセリングを取り扱っています。1人でも多くの方のサポートができれば幸いです。

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