指名：Tatsu Ogawa＊生殖医 先生

稽留流産中の発熱

20代女性

いつも拝見させていただいています！

稽留流産と診断されて1ヶ月経ち、3回ほどネラトンにて刺激していますがまだ自然排出がみられません

産婦人科の先生に「熱が出たら手術するから教えてね」と言われていました。

4日前に38度の熱が出ました。でも咽頭痛があり 耳も痛く(中耳炎？)、流産と関係のない熱なのかと思い とくに産婦人科の先生には報告しませんでした。

稽留流産に関係あるのか無いのか、判断しにくいかと思いますが、関係ない発熱と思っても報告すべきだったのかいま悩んでいます…

ちなみにゴールデンウイークに再診し、流産手術を決める予定です。

回答済み

産婦人科

user_iconTatsu Ogawa＊生殖医先生

ご指名ありがとうございます。

一般的に想定される状況でお話しします。

稽留流産で子宮内操作をした場合に心配されるのは子宮内の感染、そしてさらにその感染が子宮筋層や骨盤内に広がることがないかどうかです。多くの場合、子宮に感染が起きていた場合は熱に加えて痛みも伴いますが、まだ炎症が広がっていなければ、外的な刺激がなければあまり痛みは感じないかもしれません。したがって自覚症状が熱だけであっても感染の可能性はあると思われます。

おっしゃる通り咽頭痛など別の病態が同時に起こることは大いにあると思います。私が主治医であれば、今現在流産の経過の中で重要な場面ですし、そういった体の症状は関係ないと思っても教えていただきたいと言うと思います。実際に聞いて診察してみたら自分の想定とは違うということもありえます。情報は共有できた方がお互いにメリットがあると思います。次回受診時に「実は…」話してみてはいかがでしょうか。おそらく「次からはその時に教えてね」となって先に進めると思うし、ご自身のモヤモヤした気持ちも晴れるのではないかと思います。

妊活も少しずつ前に進めるよう応援しています。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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2023年04月30日 16時21分

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Tatsu Ogawa＊生殖医先生

産婦人科

産婦人科、専門は生殖医療です。日常の診療では主に、一般不妊治療、生殖補助医療、不育症、がん生殖医療、PGTを含めた遺伝カウンセリングを取り扱っています。1人でも多くの方のサポートができれば幸いです。

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