指名:相川晴(HAL) 先生

補完食の最新の動向?について

10歳未満男性

HAL先生、こんにちは。
いつも暖かいTweetありがとうございます。

補完食の本も買って読ませていただいてます!編集者の方も発信ありがとうございます。参考にさせていただいています。

5ヶ月の息子がいますが、食べられそうなら補完食を始めたいと思っています。HAL先生のおかげでBFも使いながら鉄分に気をつけ頑張りすぎないでやろうと思えています。ありがとうございます!

本題ですが、先生が本を出されてから数年経ちました。何か追記することや変わったことなどあれば伺いたいです。
一応、離乳食ガイドライン等は変更してないのかな?と思っておりますがどうでしょうか…

回答済み

一般内科

ご質問ありがとうございます。ツイートや本も読んでくださってありがとうございます!

編集者Oさんのインスタグラムもかなり頑張ってまとめてくださっているので(負担が大き過ぎるんじゃないかと心配なくらい……)、見てくださるととても嬉しいです!


さて、「赤ちゃんのための補完食入門」の本が出てから数年経ちますが、その後ガイドラインの変更などはないか? というご質問ですね。

基本的には大幅な変更はありません。

以下に概要を書きだしてみますね。


厚労省の授乳・離乳の支援ガイドについては2019年が最新のもので、特に改訂や増補版のようなものは出ておりません。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html

WHOの補完食については、Infant and young child feedingのfact sheetが2021年6月に更新されていますが、本書に関わる部分については大きな変更はありません。

https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/infant-and-young-child-feeding


あとは細かい部分ですが、増刷時に少しずつ改正している部分があります。


消費者庁からの提言に合わせて、硬い豆やナッツ類は5歳未満には食べさせないように(ピーナッツは粒のないピーナッツバターを使いましょう)という内容を追加(もともと書いていたけれど、5歳未満という数字を明記)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/assets/caution_047_210120_0001.pdf


「食物アレルギー診療ガイドライン2016《2018年改訂版》」から「食物アレルギー診療ガイドライン2021」の内容に変更


卵黄の消化管アレルギーについて一文追加

卵黄は食べられる分まで進めたらOK(1個食べられたらいいけど無理なら食べられるところまででOK)で卵白へ進む、という内容を追加


といったところで、あとは誤字脱字の訂正や細かい表現の変更部分はありますが、大きな変更はありません。

いつか書き直すとしたら、日本でも徐々に鉄分を強化したベビーフードが増えてきている、ということでしょうか。初期から使えるものは少ないですが、それでも本を書いたあの時よりとても増えています!

ぜひ上手に使って、無理なく離乳食(補完食)を進めてもらえたらと思います。


またわからないことがありましたらご質問ください。

少しでも参考になれば幸いです。

丁寧に教えていただきありがとうございます!鉄分強化フード見つけるたびに買っています笑
無理せず補完食やっていきたいと思いますー!

11

2023年05月05日 01時28分


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