コロナワクチンについて

10歳未満男性

いつも大変お世話になっております。

乳幼児、小児のコロナワクチンについてお聞きしたいのですが、どのくらいの間隔で接種を受けたほうがよいのでしょうか?
うちは2人とも未感染の小1(3回接種済、最終11月)、4歳(3回接種済、最終2月)なのですが、感染予防というより重症化さえ予防してくれればよいと思っています。
小1がオミクロン対応がまだなのでそろそろなのかもしれませんが、重症化予防があるのならまだいいかなとも感じます。
また、今後は年1くらいの接種になっていくのでしょうか?

回答済み

小児科

こんにちは。ご相談いただきまして誠にありがとうございます。お答えするのが遅くなってしまい、誠に申し訳ありません。

小学校1年生と4歳のお子さんのコロナワクチンを今後どうしていくべきかというご相談ですね。

確かに最近になって出てくる情報も少なく、悩まれることかと思います。お二人とも3回は接種されているということなので、ある程度の重症化予防効果は得られているのではないかと思われます。


今後の接種ですが、ご指摘のように小学校1年生のお子さんはオミクロン対応ワクチンを適宜接種できます。タイミングに明確な推奨はありませんが、現在の状況ですと半年から1年程度が目安になるのかなと思います。

これは今までの報告から重症化予防効果は半年から1年程度持つと考えられるからです。


4歳のお子さんの今後の接種についてですが、こちらはまだ明確にはなっていません。

厚生労働省の資料からは、今後オミクロン対応ワクチンの接種ができる環境を整えていくように流れかとは思いますが、少し情報が出てくるまでははっきりしません。


今後の全体としてワクチンがどうなっていくかははっきりとはしないのが正直なところですが、WHOの提言としては以下のような内容でした(https://www.who.int/news/item/28-03-2023-sage-updates-covid-19-vaccination-guidance)


・世界的にはワクチンもしくは既感染によって一定の集団免疫は獲得できており、医療従事者や高齢者、妊婦などリスクの高い人以外へのさらなる追加接種は費用対効果を意識する必要がある。

・リスクが高い人には最終接種から半年〜1年程度のタイミングで追加接種を推奨するが、永続的ではなく状況をみつつ判断する。

・中リスクから低リスクの方への初回接種・ブースター接種は安全かつ有効だが、今後の定期的な追加接種は公衆衛生上のメリットが比較的低いことで積極的には推奨しない。


注意点としては、WHOの提言の対象国は世界中の国々のため、国ごとに状況を鑑みて判断する必要はあるというのも大切なことだと思います。


インフルエンザとの混合ワクチンなども研究されていることから、いつからか希望者はコロナワクチン、インフルエンザワクチン、コロナとインフルエンザの混合ワクチンなどから選んで接種できる環境が出来てくるのかななどは思うこともありますが、実際にどうなるのかは今後の流行状況や変異などもみていく必要はあるのかなと思います。


なかなか明確なコメントができず申し訳ありませんが、ご参考になりましたら幸いです。

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2023年06月04日 14時55分


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