食物アレルギーを持つ子との生活

10歳未満女性

現在、乳・大豆・卵黄の消化管アレルギーを持つ乳児がいます。日々不安に思うことがあり、相談させていただきました。

アレルギー症状が出るのが怖いので、今はその子の食器は分け、洗うスポンジや干す場所も変えています。野菜を茹でるお鍋等の調理器具は専用とはいかず、怖いですがよく洗って共有して使用しております。その子のアレルギーの重症度によるのだろうとも思うのですが、日常生活でどの程度気をつけたらよいか、考えたらキリがなくモヤモヤしています。上の子はアレルギーがなくなんでも食べられるので、その子の栄養も考えると上記3つの原材料を避けるのもどうなのかなぁ、完全除去してしまうのはアレルギーっ子にとってもよくないのかなぁと考えています。(上の子が食べた手でいろいろ触り始めるので、食器だけでなく家中アレルゲンだらけかとは思いますが...)皮膚に出るタイプでしたら触るのもアウトだと思いますが、消化管タイプなので...どうなのでしょうか?アドバイスをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

こんにちは。ご相談いただき、ありがとうございます。

乳・大豆・卵黄の消化管アレルギーがある場合に、どこまで生活で注意をしていくべきかというご相談ですね。

文面から大変お困りな状況かと思います。食物を完全に除去していくことは、摂取頻度の多いものでは特に大変ですよね。


まず、前提なのですが、これらの食物アレルギーは食物負荷試験によって診断されているのでしょうか?

今までの経緯がわからないため、何とも言えないのが正直なところですが、一般的に消化管アレルギーで複数の食べ物に反応が出るということは、全くないわけではありませんが、3種類に反応するのは珍しいほうです。

消化管アレルギーは血液検査など客観的な指標から診断することができないため、今までの経緯で診断されることは多いのが正直なところですが、複数の食べ物に反応している場合は本物かどうかはより詳細に評価をしておいた方が良いとは思います。

特に吐きやすいお子さんは色んな食べ物で吐いてしまいますので、たくさん除去されていたけど、いずれも偽物だったということは私のみた範囲でもおられました。


また、もし負荷試験によって診断されている場合は比較的大きな施設でやっていることが想像されます。その場合は食事内容について、栄養的な要素も含めてより詳細に確認していただくことをおすすめします。

例えば、乳と大豆が共に完全除去となった場合には、カルシウムの補充について十分に意識していく必要があります。


上記の理由から、比較的こういった場での相談では難しい印象もありますので、今通院されている先生と改めて生活面や栄養面についてご相談いただくことをおすすめします。


なお、一応ですが、消化管アレルギーでは食べていくことによって早く治るなどの報告はあまりないため、基本的には半年から1年ごとくらいの目安で治っているかを負荷試験などをもとに確認していきます。そのため、基本的には消化管アレルギーであれば完全除去が勧められます。

ただ、食器についたものが洗いきれないことで症状が出てしまうというような、極めて微量での症状誘発はあまり聞かれないので、私の外来ではごきょうだいが触ってしまうことなどを極端に避けるようにまでは、普段は指導していません。


上記となります。大変お困りな状況かと思われ、こういった場でご相談いただき、ありがとうございます。お答え内容のように、まずは主治医とご相談いただき、負荷試験などをしておられないようでしたら、そちらも含めて相談してみていただければと思います。

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2023年06月09日 13時47分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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