指名:皮膚科医ちゃん 先生

とびひに一度かかった後の予防

10歳未満男性

6ヶ月の子がいます。
先月、虫刺されからとびひになってしまいました。
幸い広がらずに3日程度で薬塗らなくて良いと言われる状態まで治りました!

最後に皮膚科で診てもらったときに、「一度なるとなりやすくなるから夏の時期は気をつけて」と言われました。

気をつけよう!と思ったものの、具体的にどのように気をつければいいのか聞き忘れてしまいました。

肌の良い状態を保つことが大切だとは思うのですが、上の子と一緒に公園などに行くことも多いため、虫刺されを完全に防止するのは難しく…どんなふうに気をつければいいのか具体的に教えていただけると嬉しいです。

回答済み

小児科,皮膚科

ご質問いただきありがとうございます。

今後もとびひを起こさないような予防法についてですね。


まず、とびひは医学診断名としては「伝染性膿痂疹」のことであり、湿疹や虫刺されなどを掻きこわした部位に細菌が感染し、そこから“飛び火”するかのように周辺や離れた部位に症状が広がります。ご存知のとおり、抗菌薬の内服や外用薬による治療が有効ですが、患部をよく洗って清潔に保つことが大切です


とびひの原因は虫刺されやあせも、湿疹を掻きこわしてキズができたり、乾燥肌やアトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が低下した部位に細菌が感染することで発症します。

ですので、予防としまして、まずは基本的なスキンケア(乾燥対策、もともと湿疹があればその早期からの治療)です。もし虫刺されやあせもが生じた場合には、かきむしってしまう前に、早めにしっかりと治療をすることが大切です。また、日頃から爪を短く切り、虫刺されなどを掻いて皮膚を傷つけないようにすることも得策です。


以上となりますので、ご参考になれば幸いです。

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2023年06月19日 10時13分


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皮膚科専門医、1児の母でもあります。

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