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相談詳細

10ヶ月の息子が近視を指摘されました

10歳未満男性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

息子が10ヶ月検診でスポットビジョンスクリーナー検査を受け、右目の近視と診断されました。
健診して頂いた小児科医からは1歳半でもう1度検査をし改善していなければ眼科紹介と言われています。

①これは弱視と呼ばれるものなのでしょうか?改善するものでしょうか?

②片目が正面を向いているとき反対の目が鼻側に向くことがよくあります。これも近視のせいなのでしょうか?

③環境が原因なことが多いと小児科医から説明を受けましたが、テレビは1日1時間程度(上の子が見るときに一緒に見る)で長時間見せてるつもりはありませんでしたか長いでしょうか?なにか日常生活での注意点はありますか?

④正直1歳半まで待つのが不安なのですが、この結果だけをもって眼科受診をするのは時期尚早でしょうか?

⑤私は網膜色素変性症です。これが息子の視力に関係してしまっているのでょうか?

健診後時間がたてばたつほど分からないことが出てきます。長々と申し訳ありませんがご教授いただきたいです。

回答済み

眼科

ご質問ありがとうございます。 眼科医のぐちょぽいと申します。 私にも1歳の息子がいるのですが、様々なことが不安になりますよね。ご質問に対して一つずつお答えしたいと思います。 ①弱視かどうか まずスポットビジョンクリーナーという検査は簡便で検診で使うには良い検査なのですが、あくまで検査結果は参考程度で、現状では近視かどうか判断することはできません。 一般的には3歳くらいまでの子供はほとんど遠視で成長とともに近視となる子が出てきます。 もしお子様が遠視だったとしても、検査の時に近くを見ようとピント調節した状態になっていると今回のように検査結果の数値は近視となり、こういったことは非常によくあります。ですので正確に検査をするにはピント調節する力を一時的に麻痺させるような目薬を使って眼科で検査をする必要があります。 これについては②番の回答も参照ください。 弱視というのは、簡単に言うと視力の発達が悪い場合を指し、近視や遠視も原因となることがありますが、現状で判断することは出来ません。 ②片眼が内側に寄る 片眼が内側に寄ったような状態を内斜視と呼びます。 人間の眼は近くを見ようとピント調節をした時に寄り目になるように出来ており、それによって内斜視のようにみえることがあり、子供の内斜視は一般的にこれが原因となることが多いです。この場合は病的では無いことも多いです(大人でも指を近づけていくと寄り目になりますよね)。 近視では元々近くにピントが合っているので寄り目が起こりにくく、むしろ遠視の場合で起こりやすいです。子供のうちはピント調節能力が強いので、ピント調節を麻痺させるような目薬を使った上で、遠視があるのかどうかや、ピント調節を麻痺させた上でも寄り目になるのかどうかといったことを調べる必要があります。 寄り目になる頻度が多いということであれば、一度眼科で調べられたほうが良いかと考えます(ピント調節以外の原因で内斜視となることもありますので、その検査も含めて)。 ③近視の環境について 近視の進行については環境であったり遺伝であったり様々なことが言われています。 テレビの時間と近視についてはまだはっきりわかっていませんので1時間が良いか悪いかということはお答えできませんが、外で遊ぶ時間が長い子は近視になりにくいという研究結果はあるようです。 ④病院を受診すべきか 上記でお答えしたように、近視の数値はあくまで参考値なのですが、どちらかというと寄り目になる頻度が多いということに関しては一度眼科を受診してみても良いと思います。 眼科を受診される際には、検査の専門家である視能訓練士という職業の方がいらっしゃる所が良いように思います。10ヶ月ということで、まだうまく検査が出来ないかもしれませんが、無理に1回の受診で全てがわからなくても徐々に眼科の検査に慣れてもらいながら調べていければ良いと思います。ちなみにピント調節を麻痺させる点眼はしみるので、頑張ったら褒めてあげてくださいね。 ⑤網膜色素変性症について 網膜色素変性症は確かに遺伝する可能性がある疾患です。 網膜色素変性症が遺伝しているかどうかについては今後調べていかないとわかりませんが、一般的に暗いところが見えにくいといった症状ではじまりますが、生まれてすぐに視力低下などの症状がでる可能性は低いです。 出来る限り簡単にお書きしたつもりですが、どうしても難しい内容となってしまいますので、わかりにくい所があれば追加で質問いただければと思います。

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2021年12月13日 11時24分


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はじめまして。
眼科医のぐちょぽいと申します。

現在眼科専門医として勤務しながら日本最大級の眼科医のための勉強会グループ(現在845名)を主催しており、後輩眼科医に向けたブログ運営(https://guchopoi.com/)や、電子書籍の販売を行なっています。

気になる症状があれば気軽に相談いただければと思います。
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