指名：相川晴（HAL） 先生

受診、服薬を頑なに拒む夫への対応

30代男性

タイトルの通りです…
子供たちから風邪をもらい、夫がもう1ヶ月ほど咳、鼻水が酷いです。時々頭痛もあり、肋骨が痛い(咳しすぎて折れた？)とも言っています。
しかし夫は大の病院、薬嫌いです。
「薬は、症状を止めるためだけで、根本的な治療にはならない」
「咳や痰を出し切らないと治らない」
そう言い張ります。
早く治してほしい私としては、何度も説得を試みたのですが、ケンカに発展し空気が悪くなります。
しかしもう1ヶ月もそんな状態で、咳でろくに寝られてないし、仕事育児家事のクオリティが下がるしなにより本人の体調が心配です。
もう、このようなタイプの人には何を言っても無駄でしょうか…
先生なら、どう対応されますか。
こんな質問ですみません。
スルーしていただいても結構です。

回答済み

一般内科

user_icon相川晴（HAL）先生

ご質問ありがとうございます。


30代の夫さんが1ヶ月ほど咳と鼻水、頭痛、肋骨の痛みなどあり、咳のために睡眠も十分にとれていないが、病院、薬嫌いで受診をしてくれない。こういう場合、もし私ならどう対応するか……というご相談ですね。


私が質問者さんの立場だと、医学的な話をしてしまうのでちょっと逆に状況がややこしくなるかもしれません。

一番いいのは、夫さんの性格も知った上で、薬を飲む飲まない含めて相談にのってくれるお医者さんがいて、かつ、夫さんもその人なら信頼できると必要なときは受診できる……みたいな人がいることなのかな、と思います。

まあ、そういう先生に出会えていたら、質問者さまも悩んでいないと思います。


基本的には夫さんのおっしゃることはそこまで間違っておらず、ただの風邪の際に症状を抑えるお薬は、根本的な病原体をやっつけるタイプの薬ではありません。対症療法といって、症状を軽くして、体を休めて、ご自身の免疫の力で病原体をやっつけて回復するのを待つんですね。

ただ、咳が出て鼻水が出て、というと、例えば風邪をこじらせて副鼻腔炎を起こしていることがあります。副鼻腔炎を起こして、鼻水が鼻からだけではなく、鼻の後ろを通ってのどの方に垂れ込んでいることがあります（後鼻漏と言います）。炎症のせいで頭痛（おでこの痛み）を感じる方もいます。

そうすると、そのせいで咳や痰が出るのですが、なにしろ原因が副鼻腔炎ですので、咳や痰が出切ったら治るというものではないんですね。治すべきは副鼻腔炎です。で、自然に経過をみても治るかもしれませんが、1ヶ月も眠れないほど咳や鼻水が出ているとなると、病気と戦うための体力を回復してもらうためにも、薬でお手伝いした方がいいんじゃないかなあという話になります（もちろんここで診断はできませんので、例え話として聞いてください）


そんな風に、ただの風邪と思っていたけれど、治りがあまりに悪いときには他に原因があることもありますし、根本的な治療ではなくても、少し症状を軽くすることで夜少しでも眠ることができれば、自分で病気を治す力を蓄えることができますので、結果として病気の治りが早い、ということも考えられます。

ですので、無駄な薬を飲む必要は一切ないですが、たとえ風邪でも、食べるとか寝るとかに支障がでるレベルの症状がある場合は、お薬も上手に使うとよいんじゃないかなあと私は思います。


と、いうような話を、私ならするかなあ……

すみません、よい答えが出せませんでした……

あまり参考にならないかもしれませんが、少しでも夫さんとお話をするヒントになれば幸いです。

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2023年07月09日 01時23分

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相川晴（HAL）先生

一般内科, その他

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