指名:相川晴(HAL) 先生

繊維質な野菜を食べさせる時期について

10歳未満女性

晴先生はじめまして。
4月の末に第一子を出産しました。来る補完食の実施に向けて、晴先生の本や川口先生の離乳食の本を読み進めております。

補完食では「手に入れやすい食材の中で、使えるものを使いましょう」という方針と理解しております。

実家が農業を営んでいるため野菜の入手には困らないのですが、「ケール」や「ビーツ(ビート)」といった、日本では一般的ではない野菜も栽培しております。
栄養があって個人的にも好きな野菜のため食卓での登場回数が多いのですが、乳幼児に与えるとなると、それぞれ同じ科の野菜と比べ、水分含量が少なく繊維質なのが気になっています。

離乳食では時期と野菜の調理法まで細かく記載されていますが、しばらくはほうれん草の葉柄を取り除いて・ブロッコリーは花蕾部分のみをペーストにして与えると書いてあり、それらよりもよっぽど繊維質なケールを与えるなんて、程遠いのでは…と考えております。

こういった、情報が少なく繊維質な野菜を与えるにあたり、時期や調理法など、考え方のアドバイスをいただけますと幸いです。
ビーツあたりは、ゴボウが食べられれば行けそうな気はするのですが…。

お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

回答済み

一般内科

ご質問ありがとうございます。


補完食に使う食材について、ご実家が農業を営まれているため、食卓にケールやビーツがのぼることも多いが、繊維質の野菜を与える際の時期や調理法についてアドバイスがほしい、というご質問ですね。


「手に入れやすい食材の中で、使えるものを使いましょう」という理解はその通りです! それぞれの地域や環境で手に入りやすい食材を上手に使ってほしいです。

なので、食卓にのぼることが多い食材は、特に問題がなければ(例えば養蜂家のご家庭であっても、はちみつはどうしても使えないですが……)上手に取り入れたいですね。

ただ、私がケールやビーツを生の状態で手に入れたことがなく、調理法についてはおそらく質問者さまのほうが詳しいかと思いますので、私のわかる範囲での回答とさせてください。


ケールとビーツが海外で使われているかなと調べたところ、こちらのサイト(BLWに詳しいサイトなので、調理法はあまり役に立たないかもしれません)では6ヶ月からスタートしていました。

ケール

https://solidstarts.com/foods/kale/

ビーツ

https://solidstarts.com/foods/beet-beetroot/

どちらの野菜も硝酸塩が多いとは書かれているので、しっかり茹でこぼして調理するとよいかもしれません(ほうれん草等にも入ってますし、そこまで深刻に考える必要はないです。過剰摂取しなければいいくらいの気持ちでよいかと)。

ケールは茹でてブレンダーでガーッでいけるんじゃないかと思いますが、繊維が残るようでしたら裏ごせば問題ないかと思います。離乳食メニューのほうれん草などを使うレシピを置き換えて使うといいかなと思いました。

ビーツは竹串が通る程度まで茹でて、ブレンダーでガーッorすりおろすして、繊維が残ったら裏ごしでいけると思います。(ビーツは尿や便の色が赤っぽくなることがありますが問題はないです。他に思い当たることがなければ様子をみてください)


ただ、やはりあまりに繊維質で調理が大変等ありましたら、もう少し月齢が進んでから使うようにすればよいかと思います。繊維を切るように細かく刻んであげたら食べることができるくらいの時期になれば調理もしやすくなるかと思います。

離乳食で野菜の硬い部分を使わない理由も、結構な部分は「食べさせられる形状に調理するのが大変だから」という理由なんじゃないかと思っています。


以上になります。

本を丁寧に読んでくださってありがとうございます。

少しでも参考になれば幸いです。

とても丁寧に教えていただきありがとうございます。
先生のおかげで自信を持って子育てができています。
補完食の実施も楽しみです!

2

2023年07月18日 19時58分


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