adsads

相談詳細

指名:どっと@小児科医 先生

赤ちゃんの衛生

10歳未満女性

先生こんにちは。以前丁寧に回答をくださり、とても勉強になったので、今回も頼らせてください。

1歳0か月の赤ちゃんの衛生面についてです。私自身潔癖で心配性なところがあり、哺乳瓶や食器のミルトン消毒、床に落ちたおもちゃの消毒(犬がいるため)、出先で物に触らせない、小児科から帰宅したら着替え…など衛生面にかなり配慮しています。しかし、きれいにしすぎても抵抗力がつかないとの意見もあり、気になっています。
また、赤ちゃんはリビングではベビーサークルで隔離しており犬との触れ合いもさせていないのですが、もう犬と接触させても衛生的に問題はないのでしょうか。

赤ちゃんがどれくらいバイ菌に耐えられるものなのかわからず不安です。
どうぞよろしくお願いいたします。

回答済み

小児科

こんにちは。ご指名でのご相談をいただき、誠にありがとうございます。

1歳のお子さんの衛生面での管理をどこまで行うべきかというご相談ですね。

まだまだ1歳ですと小さいな、心配だなというお気持ちよくわかります。ただ、いざ日常を見てみるとどうしても目を離したすきに、そこら辺のものを口に入れてしまったり、舐めてしまったりしている姿もよく見られるのではないかと思います。


哺乳瓶の消毒をはじめとして、衛生環境をどこまで気を使うべきかということにはなかなか科学的根拠に基づいた回答というのは実際には難しいというのが正直なところです。国や学会なども明確な目安などの提示はとくにしていません。

一般的にどうかということと個々人のお子さんの成長発達段階としてどうかということ、免疫の予想される成長過程からはどうかというところは必ずしも一致しないものではあります。


まず、一般的な意見としてですが、1歳児の免疫はある程度付いていると思われます。予防接種によってリスクの高い感染症の抗体はつくられていますし、自分の中での免疫機能もある程度はあるものとお考えください。免疫の発達に伴って、色々なものを口に入れたり、新しいものに触れたりしたくなるという心身の成長も出てくるという要素もあると思われます。


ただ、風邪(ウイルス感染)はある程度回数を重ねなければなかなかかかりにくくはなりませんし、リンパ節炎や中耳炎など大人ではそれほど多くない感染症にも比較的なりやすいことも事実です。

大人と同等の免疫というわけにはいきませんが、自然界で生活する上で最低限の免疫力は付いている段階だと考えています。イメージとしては、感染することは防ぎきれないものの、命に関わるような感染症にはあまりならないように成長してきているという認識でしょうか。


私のイメージとしては

・哺乳瓶やお皿の消毒は生後3か月〜6か月程度まで

・おもちゃの消毒も哺乳瓶と同等くらい

・出先での消毒は小さなお子さんが触れやすいものは、ウイルスをもらいやすいので少し気を使いますが、必ずしも触ってはいけないわけではないものと考えます

・小児科から帰宅後の着替えは大変でなければ続けていただいても良いかと思います(私自身は衣服や物を通じての接触感染は、拭くことである程度防げるものと考えておりますので、必ずしも必要はないと考えてはいます)

・ペット(イヌ)との接触もいつからという明確な線引はありませんが、ペットが健康で適切な予防接種を受けられているようでしたら、1歳のお子さんがペットと触れ合うことは一般的には問題ないように思います。


1歳くらいのお子さんですと、保育園などで集団生活をされている方も少なくありません。もちろん風邪を繰り返して、何度も熱を出してしまっているというお子さんも少なからずおられますが、年齢とともに徐々に感染症になりにくくはなっていきます。

もちろん、私自身も風邪であってもなるべくかからない方がよいと考えてはおりますが、どこかの段階で集団生活を始めた頃には感染症に出会うことにはなってしまうので、本人の成長・発達具合をみつつ許容される段階を相談するという形が無難なのかなと思います。


なお、抵抗力がつかないという点は正しい要素も正しくない要素もあると思います。例えば、保育園時代にたくさん感染症を起こすと小学校くらいまでは保育園に行っていない子より感染症にかかることが減ると言われていますが、小学校高学年以降くらいからは差がなくなるということも知られています。どこかの段階である程度の感染症にかかるタイミングは出ざるをえないのかなと思います。

今守りすぎることで今後抵抗力は減って行ってしまうほどにはならないかなとは思いますので、ご家族も安心できるような落とし所を考えていただければと思います。


なお、お子さんの発達の様子などはどうしてもわかりかねますので、必要に応じてかかりつけの先生ともご相談いただければと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

5

2023年07月21日 18時43分


参考になりましたか?
ハートを贈りどっと@小児科医先生を
サポートしよう!

小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

相談一覧