指名:ドクターK@眼科医 先生

レーシック、ICL等について

20代男性

目が悪くなったと感じ、眼科に行くと視力は両目共に0.2でした。何か読む時などはメガネをする様になりましたが、裸眼に慣れているため、レーシックなどで不便から解放されたいと考えています。

お聞きしたい事は、白内障や緑内障になった時の治療において、レーシックやICLをしている人に何か困ることはあるのかどうかです。裸眼と比べて、治療が複雑、困難になったり、病気の発見が遅れやすいなどのリスクはないのでしょうか。

また、持病無し、20代前半男性、視力両目共に0.2の場合、レーシックとICLどちらがお勧めしやすいでしょうか。正式な診断が必要とは思いますが、一般論としてお勧めがありましたら、ご教授ください。

よろしくお願い致します。

回答済み

眼科

ご質問ありがとうございます。


レーシックとICLで目に与える影響は異なるため、別で書かせていただきます、


まず、レーシックですが白内障のリスクを上げることはありませんが、現状では白内障手術で白内障の代わりに入れる眼内レンズに影響しえます。眼内レンズは目の形に合わせた度数を選びますが、レーシックをした方はレーシックをして度数計算を行います。しかし、レーシックをしていない状態に比べて、手術後に希望通りの度数にならない可能性もあり、思った位置にピントが合わないこともあります。


また、レーシックをすると眼圧が低く計測されることがあります。緑内障と診断された場合はこの眼圧が治療の重要な指標になりますが、眼圧が低く計測されやすくなり、「治療が効いた」という過小評価に繋がります。


ICLに関しては白内障のリスクが懸念されていますが、そのリスク等については不明点も多いです。また、ICLを摘出できる医師に手術をしてもらう必要があるため、治療を受けれられる病院は制限されるかもしれません。


また、視力0.2は中等度以上の近視になると思います。その場合はICLを選択するかもしれません。しかし、その他の目の状況によって異なるので、レーシックを選ばれる方もいます。


以上となります。

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2023年07月25日 16時51分


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