指名:相川晴(HAL) 先生

コロナウイルスとの向き合い方について

10歳未満男性

いつも有益な情報を発信してくださりありがとうございます。HAL先生のコロナワクチンや麻疹の情報を元に息子のワクチン接種、自分のMR追加接種を行うことができました。ありがとうございました。

先生に以下2点についてご意見を伺いたいたくツイキュアを利用させていただきました。

・今後のコロナウイルスとの向き合い方
・幼児のコロナワクチン追加接種

世の中はまるでコロナウイルスがこの世からいなくなったかのように、マスクを外し、大きなイベントごとも開催され始めましたが、この動きに気持ちがついていけません。

1歳8ヶ月の息子が気管支が弱く、ちょっとした風邪でも咳がかなり悪化してしまうこと、また、一生の問題になるような後遺症が残る可能性があることが怖くてたまりません。

保育園に通い始める前も、コロナ罹患が怖く、外出を控えたり、人と会うことも極力控え、できる感染症対策はすべて行ってきました。
ですが、子供をコロナから守りたいと強く思う一方で閉じこもってばかりいては、子供の大事な経験を奪ってしまう気がして、葛藤しております。

季節のイベント事に参加しようと思うと、どうしても人混みに出かけることになります。また、この暑さのため外で遊ぶことが難しく、室内の共有遊び場に出かけようかとも思うのですが、換気、飛沫、密になることが怖く、出かけられません。

コロナとはこの先しばらく付き合っていかなければならないと思うのですが、先生のお考えを聴かせて頂けたら幸いです。

また、息子のコロナワクチン初回接種等完了しておりますが、追加接種はすべきでしょうか?ワクチン接種後1歳のお子さんが亡くなったというニュースを見てとても怖く感じております。

取り留めのない内容になってしまい申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

回答済み

小児科

ご質問ありがとうございます。


1歳8ヶ月の息子さんがいらして、気管支も弱く、ワクチン含め感染症対策をしているが今後のコロナとの付き合い方、ワクチンの追加接種について、私の考えを聞きたい……といったご相談ですね。


お子さんが気管支が弱く、咳がかなり悪化するとのこと、その状況ですと感染に気を配るのは当然のことと思います。

新型コロナウイルス感染症については、ワクチンを接種していても、かからずに済むならかかりたくないですし、かからせたくないと私は思っています。

ただ、新型コロナウイルス自体の性質を考えますと、ワクチンは感染予防としては効果が弱く、また、今後もまだ流行の波がくると予想されます。さらに、日本では大人のワクチンが希望者にはほぼ行き渡り脅威と「感じなく」なっているため(実際に脅威かどうかは別問題として)、感染を抑える対策が非常に弱くなっています。そうすると、もうどこかで感染をする、という覚悟……というか、諦めのようなものを感じています。

家で引きこもらない限り、個人の感染対策では限界があるように思うのですね……


とはいえ、咳が悪化したりするお子さんですと、やはりある程度の感染対策は必要と思います。それでも、この状況では厳密な感染対策は正直不可能で、わずかな感染の可能性も排除するような生活をすることは、お子さんにとっても質問者さまにとっても負担が大きすぎるように思います。

文章を拝読する限り、今は保育園に通われているということでよろしかったでしょうか。そうであれば、保育園での感染リスク程度の活動は許容していく、というのが一つ目安になるのではないかと思います。

そして、感染対策にはメリハリをつける、ですね。通常も手洗いや屋内などでのマスク(小さいのでお子さんは無理と思いますが……)は

できうる限り続けた方が、と思います。そして流行の波がきている最中に関しては三密を避けるなど、ちょっとしっかりめに対策を頑張る。そして流行が落ち着いてきたら、またしっかり活動を広げる、というのでよいのではないかと思います。


そして、ワクチンです。ワクチンがあれば、感染・発症自体を抑える効果はあまり長続きしないのですが、命に関わるような重症化リスクを下げる効果は長期間保たれるようです。

で、お子さんに感染させる可能性が一番高いのは、ご家族や身近な方になりますので、必要なタイミングでその時の流行している株に合ったワクチンを接種していくことが今後必要になるかなあと思います。


お子さん自身に関しても、やはり自分の免疫で戦えるようにしてほしいです。すでに初回の接種を終わらせているとのこと、これはとても素晴らしいことと思います。本当にお疲れ様でした。

追加接種に関してはまだ話が出ていないのですが、おそらく秋接種のタイミングで、XBB系統のワクチンで追加接種が可能になるのではないかと思います。

追加接種に関しては、おそらく「した方がよい」です。これまでの成人のデータだと、やはりブースター接種の有無で重症化予防効果は変わってきます(ブースター接種した方が重症化予防効果が高い)。それが何回必要なのか、それとも年に1回必要なのか、2回必要なのか……については、また今後考えていくことになると考えています(必要最小限で済ますべきと考えていますが、その必要の度合いは個人によっても変わってくるだろうなと思っています)


懸念されるのが1歳のお子さんの件ですよね。これに関してはなんとも言い難い部分があるのですが、もともとかなり重い疾患のお子さんで、ワクチン接種後ではあるのですが、ワクチンの影響かは判断がかなり難しく「因果関係が評価できない」となっております。こちらで少し解説しておりますのでよかったらご一読ください。

https://twicure.com/questions/2070/answers/1863

私個人としては、大変いたましいことと思っておりますが、これによって私の娘たちの接種を控えることはないかな、という判断となります。


こちらも取り止めのない回答になってしまいました。

極端な感染対策で行動制限をしなくて済む、それがワクチンを接種する目的の一つと思っています。

感染しないことはもちろん大切ですが、たった一度の人生ですので、感染症だけに振り回されるのも望ましくないと思います。

お子さんのワクチンという、今できうる限りの対策をされているわけですので、(もちろん流行状況や感染対策はしながら)少しずつこの世界の楽しさをお子さんに教えてあげてもらえたら、と思います。

ただ、今地域によりますが、ちょっと流行の波がきている&小さいお子さんの様々な感染症が流行っていますので、大きなイベントごとは少し落ち着いてからがいいかなと……


以上になります。

発信など、見てくださって本当にありがとうございます。

少しでも参考になれば幸いです。

先生が仰るとおり、感染症だけに振り回され生きて行くのは悲しいですよね。。この世の素晴らしさ、生きる喜びを様々な経験を通して感じていってほしいと心から願います。

詳細に心のこもったご回答をいただき誠にありがとうございました。
大変勉強になりました。

27

2023年07月27日 22時54分


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